「良師三年」。日本の武術愛好家の間ではなぜか、良い先生は、三年かかっても探し出せ、みたいな意味合いがある。 しかし私が師から聞いた、そして楊家転掌八卦門で伝わるそれは、まったく趣旨が異なる(正誤の問題ではない)。 楊家掌門(転掌八卦門)は、その修行体系がシンプルであることから、真摯に学習すれば、三年で「自分自身で研究していく段階」に至る。 その段階に至ると、頼るのは、自分自身の身体が教えてくれる「やりやすさ」「しっくりくる」という、自分自身にしか分からない直感である。 それこそが、楊家掌門における「良師」である。楊家掌門の開祖は、そのことを明確に理解していたから、型を「絶対的な真理」ではなく「ヒント」として位置づけ、極力シンプルにし、各人の直感に委ねたのである。 楊家掌門の開祖は、清朝の宮女であり、かつ、転掌の創始者・董海川先師が伝えたシンプルな技術体系が色濃く残っていた頃の、転掌の伝承者である。 転掌は、八卦陰陽理論とは無関係である。しかし、八卦陰陽理論の元にもつながる老子の説く「道」の概念に通じるものがある。「道」は、三年修行した私たちに、必要な直感を与えてくれる源泉なのである。 そのことを念頭に、当ブログを読んでもらいたい。内容は、極めて「直感」に沿ったのものであり、私の長年の苦闘を何とかまとめたものでもある。動画も見てもらいたい。 ブログ『三年後に来る良師はどこの誰なのか、門祖は気づいていた。』|https://nenkinkouza.com/weblog/?p=1328 転掌マスターch動画『転掌式八卦掌がシンプルな理由|1.短期習得、2・独学可能、3.ヒントに徹してるから』|https://youtu.be/F2kxmZ-9Fs0 護身術独習システム|https://nenkinkouza.com/video/
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