八卦掌水式館の転掌門「転掌八卦門」の、初歩自分護衛の技術をシンプルにし、独学を可能とした第1弾書籍『八卦掌原型・清朝護衛官武術「転掌」から学ぶ自分護衛術』の第3版が、本日発刊されました。 電子書籍版|https://amzn.to/3LpTUtj ペーパーバック版|https://amzn.to/3XgygtV 転掌護身術の書籍独学システム|https://nenkinkouza.com/video/ ※第3版発刊に際し、初版・増補第2版を購入していただいた学習者の方に配慮し、当書籍の参考動画集の冒頭に、大幅な改編をした箇所を記載したPDFファイルを掲載いたします。本年中のみの掲載となりますので、初版・増補第2版購入者の方はお早目にご確認ください。 第3版の主な改訂内容は ◆緒戦の対処法を「原則パターン」、「もっともよく起こり得るパターン」そして「上級向けパターン」として位置づけし直して解説した。 ◆斜め後方スライド時の運足技術の解説に、推掌転掌式を用いて、運足技術と敵対処法を同時に学習できるようにし、独学者の学習意欲の維持に配慮した。 ◆単換掌・双換掌を、本書籍で初めて、本格的に解説した。その際、自分一人を守るための護身術であまり使用せず、かつ、武器術を理解していないと習得が難しい「翻身拍打」の解説を省略した。※参考動画集の動画では解説している。 の3点となります。 本書の内容は、本当に使える護身術を短期に独学で習得することを目指すため、指導内容は3版においてもシンプルさを徹底しております。それは、転掌・八卦掌を修行し真伝を得、かつ何が重要で何が重要さが下がるかを理解している水野だからできることです。 館長が保安職の中で実際に何度も使い、我が身を守ってきた実績技ですので、安心して学んでほしいと思います。まず移動し、敵の一撃目を「技」ではなく「移動によって生じた間隔」によって避けることは、命がかかっていた昔日の護身戦では当たり前のことでした。その当たり前が、「門派の実力を示すために他流試合で勝つ」という目的のために、捻じ曲げられてしまいました。 本書は、ともすれば命を失いかねない武術界のそのような現状に、真剣に警鐘を鳴らすものです。 転掌のマスター(掌継人)となるためには、この本で指導する内容だけでは不十分です。しかし昔日の後宮護衛官らは、この本で指導する内容のみをとりあえず習得し一定時間生存する技術『一定時間生存術』を身に付け、即、護衛の任務に就いたのです。その内容は、おとり護衛です。一定時間自分を生存させることで自らおとりとなり、時間稼ぎをして、清朝王族を守ったのです。 本書を手に取る方には、昔日の新人護衛官たる宮女(きゅうじょ)・宦官(かんがん)の修行過程を追体験してもらいます。そして素早く「一定時間生存術」を習得してほしいと思います。 一定時間生存術は本来、電撃奇襲の術理たる「前敵スライド回避攻撃の対敵身法(勢掌の術理)」と組み合わせて初めて、要人をおとり護衛できるものです。しかし本書は、自分自身を護衛する護身術に焦点をあてたものゆえ、勢掌の術理の各技の掲載はしておりません。 勢掌の術理の各技は、「翻身拍打」・「平穿掌」・「遊歩連穿」・「双按連捶」・「一按一穿」となります。振り向き様に現れた他の敵に対し、自分の身体をスライド回避させてから攻撃する、単換掌の術理を応用した、奇襲技となります。「いじめ護身部」に、一按一穿を除く各技の説明がありますので、興味のある方は参考にしてください。 いじめ護身部実技解説|https://nenkinkouza.com/standup/#section2 電子書籍版|https://amzn.to/3LpTUtj ペーパーバック版|https://amzn.to/3XgygtV 転掌護身術の書籍独学システム|https://nenkinkouza.com/video/ ※第3版発刊に際し、初版・増補第2版を購入していただいた学習者の方に配慮し、当書籍の参考動画集の冒頭に、大幅な改編をした箇所を記載したPDFファイルを掲載いたします。本年中のみの掲載となりますので、初版・増補第2版購入者の方はお早目にご確認ください。
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