八卦掌水式門代表・水野です。 2024年5月11日(土)に、女性護身術科の第4期を開講します。 八卦掌水式門「女性護身術科」詳細ページ|http://nenkinkouza.com/defense/index.html 本日はその機にあたり、「女性護身術 意味ない」や「護身術 使えない」といったネガティブワードについて、なぜそのような検索がなされるのか、とその対処法を論じたいと思います。 「護身術」は使えます。使うことができない護身術は、存在の意味がないため、存在しません。 使えなかったのなら、もしくは使えないと思ってしまうなら、そこに明確な理由があります。護身術そのもののせいではありません。実情に添わせる作業をしたかしなかったのかの問題なのです。 おおよそ、その護身術が使えなかったのは、 ◆練習量が足らなかったkと ◆習っている護身術が、強者使用前提の格闘術・拳法の技術体系のままであり、その点の対策をしなかったこと が原因となります。 対処法について少し説明しましょう。 【「練習量が足らないこと」の解決策は】 練習量が足らないこと、の解決策は、まず、練習頻度を増やすこと。時間をとってたくさん練習する、でもいいのだが、時間を取ることができない人はどうしたほうがいいだろうか? 理を知って、先生の動きをしっかりと頭に焼き付けること。そして独り練習の際、理を確認しつつ、先生の動きを思い浮かべ、それを真似て行う。その作業を、時間の許す限り行いましょう。 目標は、頭で考えなくとも、護身術の求める動きができるまで繰り返すことです。この作業は、「お気軽」ではできません。 護身術は、「お気軽」な術ではありません。その技術を使う場面というのは、人生において最も過酷で最も恐怖な時なのです。なぜか日本では、「護身術」=「お気軽にできなければならないもの」という潜在的な認識があります。 各道場が、護身術を学べばダイエットにも有効、などと、平和な要素と無理やり絡め、学びやすい、敷居の低い術であるかのような印象をもって宣伝します。 どんな技術でも、実用に耐えうるレベルまで上げる作業に、お気軽さは共存しません。まして、命のやり取りの場面で使用する技術である「護身術」が簡単に出来るシロモノとならないのは当然なのです。 襲う人間は、ためらいもなく、命や貞操を奪いに来ます。そこに遠慮などありません。 よってこちらも、遠慮もためらいもいらないのです。事が起こると予想されたら、即座に身体で護身技術を発動させ、我が身を守る行動にシフトさせる必要があります。ためらいなく、すぐさま、練習し抜いた動きを発動させるには、圧倒的な繰り返しが必要なのです。 一人練習を必ず教えてもらうこと。家に持ち帰って、徹底的に繰り返すこと。 古来の、庶民でも平素の生活の中で命の危険が存在していた頃の護身武術は、その練習方法は極めてシンプルで分かりやすいものでした。清末八卦掌も、その練習の多くは、単独反復練習です。 八卦掌水式門「女性護身術科」詳細ページ|http://nenkinkouza.com/defense/index.html 【「習っている護身術が、強者使用前提の格闘術・拳法の技術体系のままであること」の解決策は】 格闘技をベースにした護身術では、とにかく対人練習にて、その技術を磨くこと。よって定期的に通うことができる道場を選ぶこと。これが解決策となります。単独練習では独りよがりになる危険があるからです。 巷で行われている護身術の多くは、その道場が指導する格闘技をベースにして護身術化したものです。 そもそも「格闘技」とは、審判のいる試合場において、同じ体重の者同士が、武器などを持たず、もしくは同条件の武器を持って、その技術を競い合い、勝敗を争わせるもの。 護身術を使う場面における戦いでは、審判などいません。襲う人間というのはたいがい、自分より体格のいい人間です。武器を持っている可能性も高いでしょう。ひょっとしたら、複数人いるかもしれません。そして、こちらの不意をついて突然襲ってくるため、前触れもなく戦いが始まるのです。 私が野生と戦った場面を例にとりましょう。対イノシシ戦です。二度ありましが、実際に手を交えた際の例で話しましょう。 相手は、中型のイノシシでした。物音がして振り向いたら、突進して向かってきてました。口からは、白い歯が飛び出て、真っすぐ、自分の足目掛けて突っ込んできました。後で検証して分かったのですが、3メートルの距離を、わずか2秒足らずで詰めてきたのです。 筋力も瞬発力も、身体の丈夫さも、圧倒的に相手の方が上です。そして相手は、命を賭けて向かってくるのです。人間に捕まれば、自分の命はないからです。 そのような敵に、格闘技のように、真っ向からぶつかって受け止め、倒すことができるでしょうか?できません。私は、八卦掌の後退スライドと外方向へと打ち払う刀術の按刀理でなんとか、しのぐことができました。倒してないのです。やり過ごすだけで精一杯でした。 格闘技、というのは、力を技術で受け止め、そして「攻撃」にて倒すことを最大の目標としています。 護身術にカスタマイズされた格闘技護身術でも、先制攻撃で相手にダメージを与える要素は、ほぼ確実に入っています。そこが最も危険なのです。 格闘技をベースにした護身術は、見栄えもよく、身を守ることが出来そうなイメージを持たせてくれます。しかし護身術の組手動画は、そのほとんどが約束したうえでのもの。 実際の戦いでは、一発パンチが当たっただけでは、決して相手は倒れません。なんの関係もなく、向かい続けてくるのです。 清朝末式八卦掌は、女官や宦官(去勢された男性官吏)が、我が身を一定時間護身して囮(おとり)となり、護衛した武術。弱者たる女官や宦官が、強者から一定時間護身するためには、力のぶつからない領域に移動しながら撤退戦を展開し、持久戦に持ち込んで時間を稼ぐしかなかったのです。 この戦法は、現在の護身にしっかりと役立ちます。とにかく敵の力の抗しない領域に、鍛えぬいた身法で移動しながらかわし続け、敵の息が上がった時点で、キロメートル単位で離脱する。 清末八卦掌のように、弱者が使用することを前提とした武術を選ぶことで、対人練習の環境が得られにくい地方在住者でも、有効な護身術を習得することができます。 ・・・最後にまとめましょう。あなたが興味をもった護身術があるなら、その護身術が弱者使用前提であるかどうか検証すること。 もし強者使用前提のものならば、対人練習をしっかりと行わせてくれる道場を選ぶこと。もしそのような環境がないなら、一人練習の方法を示してくれるかを検証すること。 弱者使用前提の武術であるならば、敵と接触を極力しない体系であることが多いため、独り練習の方法をしっかりと学び、繰り返すこと。 選んだ護身術を、現実の戦いに添わせることによって、その術は「使えない」から「使える」可能性を生み出すことでしょう。 八卦掌水式門「女性護身術科」詳細ページ|http://nenkinkouza.com/defense/index.html
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