「どうしたら八卦掌の達人になることができますか?高級な拳法と聞いているので」 意外とよく受ける質問である。 私のこの質問に対する回答は、いつも同じである。 「難しく考える必要なんてないよ、とにかく続けること」 これが、八卦掌の達人になる、もっとも確実な方法だから。「もっと具体的に」説明するなら、「先生から習ったことを繰り返し行って、自分の工夫が出てくるまで」と答える。 エリクソン博士の提唱した、「一万時間の法則」がある。ブログにこの法則に関する記事を書いた。ぜひ読んで欲しい。 『成功法則「一万時間の法則」は、八卦掌達人への道そのもの』|http://nenkinkouza.com/weblog/?p=636 北陸富山本科教室|http://nenkinkouza.com/baguazhang-class-toyama/index.html ある分野に秀でるためには、その分野(の練習)に一万時間をかけると達成できる、というものだ。 多くの批評家が、その法則について批判をしている。 「ただ続けるだけではだめ」 「○○をすることで、この法則ははじめて達成される」 などなど。 しかし、そのような後付けの批評には、我々は耳を貸さなくてよい。 批評家らのいう、一万時間を補完するための後付けの条件や工夫は、あくまで、その批評家たちにとって有効、というもの。 私が一万時間の法則が「真理」だと確信しているのは、一万時間、という膨大な時間を積みかさねることを提唱している点。 それだけの時間を積み重ねるのは大変なことだ。決して簡単なことではない。自分との闘いもある。長い時間なると、環境の変化もある。 積み重ねた時間が膨大となり、「今更後に引けない」状況となってくる。おおよそ、6000時間くらい。4~6年目くらいだろうか。 そこで、後に引けない不退転感とともに、伸び悩みの時期が来る。そこで初めて、超えるべき壁というものが見えてくる。提唱者が後に強調した、「限界」の話である。 その壁、というものは、し始めの初心者になど、わかるものではない。ある程度時間を重ねた者にしかおとずれない、達人になるための登竜門みたいなものだ。 ある特定分野を超えるためには、自分の努力の果てに気づいたノウハウだけが、よりどころとなる。他人の書いた書籍に、ヒントはほぼないと思って欲しい。私も、多くの八卦掌の中国語書籍を読んだが、なかった。 結局、飛躍を成し遂げたのは、己で気づいた、己のみのノウハウだけだった。 一万時間の法則は、この、真理に近づく唯一の光「己のみのノウハウ」に出逢うための、有効な方法だ。「時間をかけ積み重ねる」ことができる者には大きな励ましとなり、気まぐれで本腰の入ってない者には、耳が痛い、シビアで優しい法則なのである。 今、このメッセージを読んでいるあなたは、どちらだろうか?励まされるだろうか?耳が痛いだろうか? あなたがマスターを目指すなら、さっそく、己のノウハウにつながる努力をしよう。 清朝末式八卦掌に、難しい技はない。始めたなら、わき目もふらず、練習するとよい。 時間を重ねれば重ねるほど、あなたは八卦マスターに近づく。 『成功法則「一万時間の法則」は、八卦掌達人への道そのもの』|http://nenkinkouza.com/weblog/?p=636 北陸富山本科教室|http://nenkinkouza.com/baguazhang-class-toyama/index.html
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