ジモティーの里親カテゴリでは、ペットの命をつなぎ、殺処分や虐待をゼロにするため、さまざまなトラブル対策を行っています。募集者と応募者それぞれに利用に際してのルールがあり、違反すると利用停止になることも。万が一のトラブルを防ぐポイントとともに、里親カテゴリでの取り組みをジモ博士が解説します。
ジモティーの里親カテゴリでは特別なトラブル対策が行われている
ジモティーの里親カテゴリを見てみたら、こんな表示が出てきた!
このカテゴリは厳重なルールがあるんだね。

ジモティーの里親カテゴリは、単にペットを譲り合うカテゴリではなく、ペットの命を「救って欲しい人」と「救いたい人」を繋ぐ場なんだ。
だから、悪用されないようにいくつも厳しいルールが敷かれているんだよ。
そのルールに違反するとどうなるの?
ルール違反をすると、ジモティーのカスタマーサポートが経緯を確認して、相手ユーザーの利用停止を検討・実施するよ。
また、ジモティーで里親に応募してやり取りする場合には身分証の認証が必須になっていて、もしトラブルを起こしたらジモティーから警察などの第三者機関に身分証開示などの措置をとることがあるから、注意が必要だよ。
なるほど……。
なにかトラブルがあったら、とりあえずカスタマーサポートに連絡すればいいんだね。
里親カテゴリで行われているトラブル対策とは?
具体的には、どんなトラブル対策が行われているの?
募集者と応募者、それぞれにお願いしているルールがいくつかあるんだ。
募集者側のルール
1.会員情報の登録必須
里親カテゴリで募集するには、
・性別の登録
・生年月日の登録
・電話番号または身分証の認証
が必須になっているよ。
2.2頭目投稿時には身分証の認証必須
加えて、ジモティーの里親カテゴリでは、2頭目の投稿をするときに身分証の認証が必須になっているんだ
へぇー。ジモティーって使うカテゴリだけじゃなくて、投稿する数でも認証が求められることがあるんだね。
そうなんだ。
カテゴリの特性や過去のトラブル事例などを踏まえて、使い方によって個別にセキュリティ基準を設けているよ。
3.募集内容の確認
募集をするときは、動物の状態や募集経緯など、いくつかの情報を必須で記載する必要があるよ。
・動物の性格や特徴
・動物の健康状態
・性別
・去勢手術の有無
・ワクチン接種の有無
・募集に至ったやむをえない経緯
・引き渡しの際に譲渡契約書を取り交わすことへの同意
ほんとだ、投稿の時点で必須の項目になってるんだね。

そして、これらの情報は内部でチェックしているんだ。
たとえば、記載されている募集経緯が適切でなかったり明確でなかったりする場合は、投稿の修正依頼や削除を行うことがあるよ。
4.譲渡契約取り交わしへの同意必須
そういえば、引き渡しの際に譲渡契約書を取り交わすことが必須って書いてあったけど、この「譲渡契約書」ってなに?
動物を安全に譲り渡すために、事前に取り決めをしておくための書類だよ。
たとえば、繁殖に利用しないこと、勝手に譲渡しないことなどを約束したり、譲り渡した後の安否確認の頻度についても事前に取り決めができるんだ。
なるほど……それは重要だ。
でも、それって自分で調べて作らないといけないのかな。
ジモティー公式が配布している譲渡契約書を使えば、必要項目を記入するだけだから簡単だよ。
これはありがたい……!

応募者側のルール
1.会員情報の登録と身分証の認証必須
応募者は、募集者と同様の会員情報の登録に加えて、やり取りをする時点で身分証の認証が必須になるんだ。
つまり、
・性別の登録
・生年月日の登録
・電話番号または身分証の認証
・身分証2点の認証
が必須になるよ。
ほんとだ。試しに問い合わせボタンを押してみたら、こんな表示が出てきた!

社会情勢を加味して、応募者にはより厳しい対策がとられているんだ。
2.飼育環境などの確認
応募者は、問い合わせるときにいくつかの項目を記載するのが必須になっているよ。
・飼育環境
一戸建て/集合住宅などの住宅タイプや、室内/屋外飼いなどの飼育予定環境を記載する。
・同居の家族構成と年齢層
問い合わせ者本人と、同居者のことも記載する。
・投稿者による自宅訪問の可否
投稿者が飼育環境を確認することが可能かをあらかじめ記載する。
・投稿者への質問
不安なことや確認したいことを記載する。

こういう情報が最初に分かれば、譲り渡す相手を決めるときの参考になるね。
3.誓約事項への同意必須
加えて、問い合わせるときにはこの8つの誓約事項に同意する必要があるんだ。

さっきの譲渡契約書とあわせて、ここでも安否確認とかについて同意が必要なんだね。
4.譲り受けは1度のみ
トラブル防止の観点で、ジモティーでは生体の多頭飼いを制限しているよ。
そのため、1度ジモティーで里親になったら、2度目の譲り受けはできないようになっているんだ※。
※ 非営利法人として保護活動をされている場合は、活動を証明できる書類の提出後、2度目の譲り受けが可能となります。
譲り受けが終わった後も、利用状況をチェックしているんだね。
里親カテゴリで万が一のトラブルを防ぐ3つのポイント
いろんなルールや取り組みがあるんだね。
うちは今のところペットを飼う予定はないけど、ジモティーで探すときは自分でもちゃんと気をつけなきゃ……。
そうだね。万が一のトラブルに備えて、3つのポイントをおさえるといいよ!
まず、やり取りはジモティー内のメッセージ機能を使うこと。
トラブルかな? と少しでも思ったときに、カスタマーサポートが経緯確認を迅速に行えるようにするためだよ。
2つ目は、相手の情報をしっかり確認すること。
さっき説明したように、投稿するとき・問い合わせするときに自分の情報を記載することが必須になっているから、それをちゃんと確認しよう。
3つ目は、必ず譲渡契約書を取り交わすこと。
安否確認の頻度や、何かあったときの返上要請についても取り決めができるから、事前にしっかり確認しよう。
ジモティーで信頼できる里親と巡り合って、救われる動物の命が増えるといいね!
この記事のまとめ
動物の命を救うため、ジモティーの里親カテゴリには特別な利用ルールがある
- 募集者に対しても応募者に対しても、トラブルを防ぐための取り組みを行っている。
- ルール違反をすると、ジモティーの利用停止や、必要であれば警察などの第三者機関に身分証開示などの措置をとることがある。
- 万が一のトラブルに備えて、譲渡契約書の取り交わしなどをしっかり確認しよう。