とびら部分に前所有者名のスタンプ印があります。(写真③) 最終ページに裂けがあります。(写真④) 『菜穂子』 堀 辰雄:著 旺文社文庫 昭和43年 初版 縦:15cm 横:10.5cm 厚さ:1.2cm 紙ケース付き (他四編)ルウベンスの偽画・燃ゆる頬・楡の家・ふるさとびと フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より 『菜穂子』は、堀辰雄の長編小説。堀の唯一のロマン(本格的長編物語)で、堀文学の到達点といわれる晩年の代表作である。プロローグとなる「楡の家」と本編「菜穂子」を合わせた2編から成る。 或る小説家との恋で、生来のロマネスクな性格を生き、その情熱を慎ましさのうちに踏み堪えた母と、母の恋に反発しつつも、母と同じ素質と、それ以上に破滅的な傾向を自分のうちに予感した娘が、母が守ろうとした「永遠にロマネスクなもの」を敢然と拒絶し、心の平安を求めて愛のない結婚に逃避する物語。不幸な結婚生活に陥ったヒロインが幼馴染の青年との再会を通じ、自己を見つめ「生」を追い求めて葛藤してゆく過程が、美しく厳しい信州の自然を背景にして、彼女を想う青年の孤独な旅の喪失感や、夫の心理との対位法的な構成によって描かれている。 ※複数の購入を検討いただける場合、配送料が変わる可能性がございます。お気軽にお問い合わせください。
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