表紙カバーに折れがあります。(写真③) 背表紙カバーに擦れがあります。(写真④) 40年以上前の発刊です。全体的にくすみがあります。 『蒸発 ある愛の終わり』 夏樹静子:著 角川文庫 昭和58年 17刷 縦:15cm 横:10.5cm 厚さ:2cm 蒸発――それは不毛の現代人が抱くほのかな憧憬と、現実からのがれるための満たされぬ自己主張だろうか。その果てに広がる未知なる人生を求めて。――順調に飛行していたボーイング機から、人妻、美那子が煙のように消失した。密室状態の旅客機の中からなぜ! 愛人関係にある新聞記者、冬木は失踪の謎を追って彼女の郷里に向かった。が、そこで待ちうけていたのは、美那子をかつて愛していた男の蒸発と、続いて起こった殺人事件だった。 〈なぜ失踪しなければならなかったのか〉冬木の疑惑は深まっていく……。 現代人の愛を、叙情豊かに描いた長編推理の傑作。〈日本推理作家協会賞〉受賞作。 序章 第一章 ガラスの薔薇 第二章 札幌行五八五便 第三章 第二の失踪 第四章 望郷荘十五号室 第五章 蒸発の背景 第六章 12-Cの女 第七章 邂逅 第八章 遅すぎた理由 第九章 追跡の輪 第十章 関門トンネル 第十一章 美那子の軌跡 第十二章 残された壁 終章 解説 太田 孝
『蒸発 ある愛の終わり』夏樹静子 角川文庫 高知 中古あげます・譲りますを見ている人は、こちらの記事も見ています。