水式館は3月16日(日)、『2つの技で「あなたを絶対に守る護身術」独学の指南書』を出版します。 昨年出版の書籍『八卦掌原型・清朝護衛官武術「転掌」から学ぶ自分護衛術』の強化版となります。先行して電子書籍kindle版を発刊し、そののちペーパーバック版を発刊していきます。 読者は本書籍を読むことで、他人に左右されない護身力を身に付けることができます。 それは以下の点を心掛け出版したことにより可能となっています。 ◆対人をリアルに感じながら一人練習ができる「対人想定練習」の仕方を解説している ◆2つの技として「単換掌」「双換掌」を解説している ◆独習者が一人で練習することができるために、術理の解説に一層力を入れている あくまで一人で練習することを念頭に置いた解説書です。対人練習の掲載をしない徹底ぶりです。この発刊信念により「独学の指南書」の名にふさわしい内容を実現しています。 【『2つの技で「あなたを絶対に守る護身術」独学の指南書』目次】 ■はじめに~本書の目的と内容は、護身術独習者へのエールそのもの 2 ■護身術選びの鉄則~美しさや見栄えで選ぶことだけはするな! 8 現状:華麗なデモンストレーション動画で惑わされ続ける護身術習得希望者 8 護身を考える際の武術の選び方 13 留意点1:弱者使用前提で組まれた技術体系を持つ護身術を選ぶこと。 13 留意点2:独り練習で技術向上をはかることができる「対人想定練習」で技術を高めることができる練習法を持つ護身術を選ぶこと。 15 留意点3:身の周りのもので戦うことができるようになる「武器術」を常に練習する護身術を選ぶこと。 16 選んだ後は、基本に焦点を当てて繰り返し、原則を会得すること 17 ■転掌が「あなたを絶対に守る護身術」である理由 18 成立過程~誕生の秘話を知ることで転掌の護身力が分かる 18 転掌の技術体系~2つの技を極めることが転掌を極める最短ルート 20 ■護衛武術「転掌」による弱者護身術~5つの鉄則 22 鉄則1:最初に「敵と向き合って構え・・」というテレビの格闘技試合や映画で植え付けられた対敵の常識を捨て去れ。 23 鉄則2:とにかく距離を保て。距離を保つことは、対多人数・対強者・対武器における護身の絶対的基本である。掴まれる距離まで敵を近づけさせるな。 28 距離(間合い)を取ることの重要性 29 間合いを取るための「斜め後方スライド」 31 鉄則3:防御はもちろん、攻撃すらも「斜め後方スライド」しながら行う「けん制撤退戦」を貫け。当てなくていい。当たらなければいい。 33 斜め後方スライドによる「撤退戦」を貫き、「当たらない」を目指す 33 転掌・転掌式八卦掌と、近代格闘術八卦掌では、その目的が違っている 34 鉄則4:「移動遊撃戦」で敵を引き回し、敵の足が止まったらキロメートル単位で離脱せよ。そのための持久力を、基本型を繰り返しながら養え 35 弱者が護身を実現させるためには、最初から最後まで移動遊撃戦を貫き敵に抗しないこと 35 撤退戦には、徹底戦特有の技術「単換掌の術理」で。最後は持久力の土台を活かして離脱せよ。 37 鉄則5:脚は常に移動防御・移動攻撃で使うため、蹴り技を使う暇はない。よって練習する必要もない。 38 鉄則6:刀術ベースの棒操術を身につけ、有事の際に身の周りにある棒で対抗できる可能性を生み出せ。練習しなければ可能性は生まれない。 39 ■推掌定歩基本功(推磨式基本功・推磨式翻身功) 41 転掌の最重要基本功たる「推掌定歩基本功」 41 推磨式基本功の最重要項目:翻身旋(ほんしんせん・身を翻す旋法動作) 44 護身に直結する推掌定歩基本功の練習の仕方 48 推(すい) 50 「推」の練習法 50 「推」練習時の注意点:悪い例を知っておく 52 「推」「平穿」を利用した緒戦行動 53 平穿(へいせん) 54 蓋(がい) 55 「蓋」の練習法 56 「蓋」の身体操作による緒戦行動 58 劈(へき) 59 拍(はく) 61 撩(りょう) 63 ■「基本姿勢」のとり方 65 基本姿勢~姿勢要求の理由ととり方 65 基本姿勢をとる際の注意点 67 ■歩き方~ショウ泥歩による路面を選ばず居着かない機動力基礎技術 68 ショウ泥歩とは 68 ショウ泥歩要訣1:「抓地牢(そうちろう)」で路面状況を選ばない移動技術を得る 70 「全路面型」「全天候型」移動方法を実現するのが「抓地牢」 70 「抓地牢」の安定性の秘密とは 73 ショウ泥歩要訣2:「平起平落」で、「居着く」状態を避け機敏に動き回る 75 ■イメージ移動練習で、移動時の軸を安定させる 77 ■転掌の構え方 79 ■対敵身法理論解説:「単換掌の術理」とは~弱者使用前提の技術体系を支える弱者のための術理 81 単換掌の術理概説~宦官が自身の立身出世のために考え出した弱者使用前提武術の中核術理 82 「単換掌の術理」の最終目的~「勝利」より「生存」を第一に考えたスタイル 83 「単換刀」~戦場藤牌刀術から転掌への橋渡しとなった原点刀術型 84 「転掌」源泉型で理解を深めるのが、「翻身旋理」「刀裏背走理」 85 単換刀術の技の成否を分ける「翻身旋理」 87 過渡期の「単換掌」~「単換刀」を徒手の手返しの良さの利点を活かして完成させた初期「単換掌」 89 ■転掌の説く、緒戦(しょせん)における対敵行動法 93 最悪の事態を想定し、ためらうことなくトップスピードまでもっていく 93 緒戦において「構え」をとることはない 95 緒戦の典型3パターンにて事前練習をする 97 パターン1:敵に対し半身で待ち伏せし、敵が動いた瞬間に斜め後方スライドを開始する 98 行動1:警戒 98 行動2:戦略的移動 100 行動3:攻撃に対する妨害行動 101 行動4:けん制による撤退戦 101 行動5:離脱 101 パターン2:敵の機先を制し高速?泥歩で一気に間合いを空ける 102 パターン3:後ろに下がる中で、ついてくる敵の何らかのアクションを合図に、高速?泥歩で一気に間合いを空ける 103 ■斜め後方スライドにおける足の運び方(運足技術) 104 斜め後方スライドの運足方法 104 運足における翻身旋理の重要性 105 ■絶対護身を実現する「2つの技」の一つ目:単換掌(敵に背を向けない斜め後方スライドの敵対処法) 107 練習段階1:要点と術理を知り、基本型を繰り返し動作に慣れる 108 練習段階2:対多人数戦・対強者戦を可能とする「入身法」を意識した型練習をする 113 「入身法」は、転掌修行初期者も心掛けたい重要な技術 113 入身法の術理~入身法による攻撃動作は、なぜ生存を可能とするのか 115 ■絶対護身を実現する「2つの技」の二つ目:双換掌(敵に一瞬背を向ける斜め後方スライドの敵対処法) 117 練習段階1:基本型練習で転掌独特の流れるような転身動作を体験する 119 練習段階2:危機的状況をゼロリセットしうるイメージをもって大きな動作・多くの歩数で練習する 123 ■2つの技の対人想定練習法~一人練習で護身力を高める練習法 125 斜め後方スライドの対敵法がどのように行われるかを敵目線で見て、そのイメージを持ちながら「真似」練習する 126 目標物を利用して、妨害行動→けん制→スライド回避の動きを繰り返し、手を出す方向・距離感をつかむ練習をする 128 「追われる」状態で技を出す体験をし、その直後に型練習をする 131 人に追いかけてもらった直後に型練習をする 131 遠浅海岸の波を利用して練習する 131 ■あとがき 134
本気の護身術独習本、間もなく発刊。『2つの技で「... 石川 教室・スクール情報を見ている人は、こちらの記事も見ています。