「自分以外の誰かの痛みを引き受ける役割を無意識に選ぶ人」それを〝癒し手〟と言う。 「癒し手」になろうとしてる人は、実は自分の中に癒されない深い傷を持ってることが多い。 （投稿ID : 1iikx7）

⁡◆広告なしの原文はこちら▶︎【癒し手・職業便覧】 https://ameblo.jp/momiccotaro/entry-12915229288.html




「自分以外の誰かの痛みを引き受ける役割を無意識に選ぶ人」それを〝癒し手〟と言う。
「癒し手」になろうとしてる人は、実は自分の中に癒されない深い傷を持ってることが多い。



TODAY'S

癒し手という、少し切ない役割



自分以外の誰かの痛みを、無意識に引き受けようとする人がいる。
それは「優しさ」でもあり、「生き残るための知恵」でもある。

自分がまだ癒されていないことを知っているか、あるいは知らずに、
他人を癒すことに、存在意義を見出してしまう──

そんな人を、私は“癒し手”と呼ぶ。





◆癒し手たちのほんとうの姿



癒し手になろうとする人の多くは、
かつて深く傷つき、誰にも助けられなかった経験を持つ。

その傷は、やがてこう変化する。

✅ 誰かを支えられるなら、自分の傷も意味を持つと思いたい
✅ 誰かに優しくすることで、かつての自分を救い直したい
✅ 役に立つことで、自分の無力感から抜け出したい

そんな健気で、少し危うい優しさ。
それが、癒し手の根っこにあるものだ。




◆代表的な「癒し手」たちの職業一覧







【医療・心理系】


医師（精神科／心療内科／家庭医／小児科／産婦人科など）
カウンセラー（心理／スクール／家族）
セラピスト（アート／音楽／アロマ／ホリスティック系など）
臨床心理士／公認心理師
看護師／助産師
作業療法士／理学療法士／言語聴覚士
緩和ケア医／ホスピススタッフ
医療ソーシャルワーカー






【介護・福祉・教育】


保育士／幼稚園教諭
養護教諭（保健室の先生）
介護士／福祉施設職員
特別支援学校教員
支援員（学童・母子支援など）
児童相談所職員
国内外の支援ボランティア活動家






【ボディ・リラクゼーション系】


整体師／マッサージ師／鍼灸師
ヨガインストラクター
ピラティス指導者／リハビリトレーナー
アスレティックトレーナー
スピリチュアルヒーラー（レイキ／チャネリングなど）





【芸術・創作系（癒しの表現者）】


絵本作家／児童文学作家
詩人／エッセイスト
シンガーソングライター（歌で癒す）
アートセラピスト／音楽療法士
手づくり作家（ぬいぐるみ／雑貨／紙ものなど）





【人を導く・支える職業】


僧侶／神職／牧師などの宗教者
占い師／霊感カウンセラー（癒し目的に偏る場合）
ライフコーチ／メンタルトレーナー
里親／養育里親
動物保護活動家（人間関係の代わりに命を癒す）







【夜の癒し手・感情接客系】

スナックのママ／クラブのホステス
キャバクラ嬢／ホスト
ガールズバー・メンズバー勤務
風俗嬢／デリヘル嬢
セクシャルセラピスト（性感マッサージなどを含む）



一見、癒しとは無縁に思えるかもしれないが、
夜の世界で「笑顔と肯定感」で人を包みこむ彼らもまた、
心の奥にある空洞を癒してほしくて、他人に尽くし続ける“癒し手”かもしれない。
孤独な心を受け止めるという点では、彼らが担う役割は決して小さくない。



◆癒し手という道は、優しさだけじゃ歩けない



癒し手は、他人の痛みに敏感だからこそ、
自分の痛みには鈍感になってしまいがちだ。

けれど本当は、自分をちゃんと癒していくことが、
誰かを癒すいちばんの近道だったりする。



癒し手が、自分自身を大切にできるとき。
その優しさは、もっと深く、もっと優しく、誰かを包み込んでいく。



いつかこの文章が、
誰か一人の癒し手を少しでも軽くできますように。




◆癒し手こそが、癒されたい


多くの癒し手はこう思ってる。

「人の役に立てれば、それでいい」
「私より、もっとしんどい人がいる」
「私なんか、まだマシだから」

でもその奥には──
「誰か、私をまるごと受け止めて」
という渇きがある。

本当は、抱きしめられたい。
弱音を聞いてほしい。
「あなたも大変だったんだね」と言ってほしい。


※これは、誰かを決めつけたり分類するための話ではありません。
この文章は、私自身がこれまで多くの“癒し手”と関わる中で、
見えてきた「共通する心の動き」を、自分なりに言葉にしただけです。

そこに当てはまる人がいても、当てはまらない人がいても、どちらも素晴らしい。

傷がなくても、誰かを癒せる人もいます。
傷があっても、それを武器に変えずにいる人もいます。

この文章が、何かを押しつけたり定義づけたりするものでないことを、
どうかご理解いただけたら嬉しいです。

【殻ごと人生・アホの小太郎】 https://ameblo.jp/momiccotaro/entry-12907641493.html