サハラ砂漠のオアシスにいたヤマネコは6千年前、人間と友だちになり、一緒に暮らしてイエネコ(猫)になりました。人々はその霊力に気づき、女神(バステト)と崇めました。それから猫は海陸のシルクロードを西へ、五千年かけて日本に来ました。シルクロード沿線地域では猫の霊力に気づくこともなかったのに、日本人は「招き猫」を創り上げた。今や日の丸に次ぐ「第二の国章」。招き猫は日本で、なぜ、誰が、どのように創り上げたのか…それを私と語り合いませんか。 授業計画 ①はじめに~エジプト文明の「バステト女神」 -猫史は黒猫にはじまる- ②「姿の招き猫」の登場-江戸・明治の招き猫事情- ③「姿の招き猫」の起源-近世初頭の豪徳寺の三毛猫と檀王法輪寺の黒猫- ④「精神の招き猫」の伝承-語り継がれた猫伝説 夢と恋の王朝猫- ⑤「精神の招き猫」の形成された王朝猫貴族時代-「唐猫」は輸入高級ペット- ⑥むすび~「精神の招き猫」の根本経典-『寛平御記』王位を招く猫- *受講生の希望に応じ、「スフィンクスから長靴を履いた猫へ」「猫伝説比較:中国と日本」「こま犬と唐猫の比較」などを付け加えます 日時 ①6月14日(土) 9:30-11:00 ②6月28日(土) 9:30-11:00 ③7月12日(土) 9:30-11:00 ④7月26日(土) 9:30-11:00 ⑤8月23日(土) 9:30-11:00 ⑥9月13日(土) 9:30-11:00 授業料 19000円 教材費1000円+講習費3000円×6回 申し込み 菊地真(mark2000@siou.waseda.jp/vakeneco28@gmail.com)または一般社団法人日本カルチャー協会ホームページから
講座「招き猫の文化史」受講生募集 東京 教室・スクール情報を見ている人は、こちらの記事も見ています。