その1つは、ビタミンDです! 他にもたくさん、うつ病やうつ症状の緩和に対して作用すると考えられる栄養素はありますが、まず、今回はうつ症状の緩和に非常に重要なビタミンDについてお話したいと思います。 . 北欧など日光照射の少ない地域で発症率が高いことがよく知られている冬季うつ病(季節性情動障害)において、光線療法が抑うつ症状の緩和に効果的であった、という報告がなされています。 なぜなら、ビタミンDは、日光を浴びると皮膚で合成され、各組織に運ばれた後、活性化されて効果を発揮することで抗うつ作用や免疫の強化等、さまざまな重要な働きをしているからですね。 . ただ、その際に不可欠となる栄養素があり、その代表的なものとしてマグネシウムが挙げられます。そのため、不足しがちなマグネシウムの摂取においても気をつけていかなければいけません。 . ところが、現代の日本人の約40%の人がビタミンD不足に陥っているというデータがあります。 (マグネシウムも非常に不足している栄養素です) また、現代は紫外線(日光)を必要以上に避ける傾向にあったり、それに加え未だコロナ禍にあり外出する機会が以前よりは減っているなど、極端に紫外線を浴びる機会が減ってしまったことなどから、 これまで以上に皮膚で合成されるビタミンDが減少し、うつ病やうつ症状に悩む人がさらに増えている傾向にあるとも言われていることに、注意が必要です。 . まずは、朝日を浴びたり、また早寝早起きすることでも、セロトニン合成を促してくれますので、生活のリズムを整えることも意識しましょう🌅 . 【ビタミンDによる抗うつ作用】 ビタミンDは、トリプトファンからセロトニンを合成する際の酵素活性に関与して、抗うつ作用に貢献していると言われています。 そのセロトニンは、腸内で約9割が合成されていますが、腸内環境の状態がセロトニン合成に大きく影響を及ぼすことは前回までにお話しましたね。 そして、ビタミンDはその腸内環境を整える際にも、免疫やバリア機能の強化等において効果を発揮していることがわかっています。 また、うつ症状が長い程、炎症による高血糖が見られますが、ビタミンDは血糖値の安定作用を発揮することでも悪循環からの改善が期待できるでしょう 【ビタミンDを多く含む食材】 🐟できるだけ小さい青魚(水銀対策) 🍄キノコ 🥚卵 等に、特に多く含まれています。 . また、お魚に含まれる栄養素の多く(DHAやEPA等)が、うつ症状の緩和に効果的であることも非常に多くの報告があります。 ただし、マグネシウムのようなミネラルにおいても、またビタミンDのような脂溶性ビタミンにおいても、しっかりと唾液や胃液、また胆汁等をしっかりと分泌させてお食事をする、ということが吸収の過程において重要です! . そして、そのためには、 ・リラックスしてお食事をする ・とにかくよく噛む (30回前後) 等が大切でしたね! まずは、この2つだけ意識していきましょう(*^^*) . また、しっかり噛むための対策には、 ・胡麻をふりかける(マグネシウムや他のセロトニン合成に必要な栄養素も豊富) ・少し固めに調理する 等があります。 . ところが、コロナ禍が続き免疫力アップへの働きを考えても、サプリメントが必要な場合も多いのが現状です。 ただし、疾患や体調等により、必要な量は異なりますので、25ヒドロキシVD(血液検査項目)の測定をしてみて、サプリメントも必要かどうかを確認されることも大切です。 . ♧♧♧ 分子栄養学的な対策が根本的な改善につながりますので、副作用の多い薬に頼らず、根本的な改善策をお伝えしております。 また、うつ症状に伴う不安や不眠、他にもイライラやさまざまな多岐にわたる症状の多くの改善に効果を発揮していることも明らかになってきているのです。 · お食事によって改善する可能性があることは、まだまだほとんどの方に知られていないため、まず薬ではなく、一番身近なお食事の見直しをすることからはじめましょう(・∀・) ご相談は、プロフィール欄にありますURL、あるいはメッセージ欄からお願いいたします。 ♧♧♧ . それでは、次回以降も、うつ病やうつ症状の改善につながる多く栄養素についてご紹介していきたいと思いますので、ぜひ、ご覧いただけましたら嬉しいです! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 私の志は 日本や世界の 精神的、肉体的、経済的再生 をすることです! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 本日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました(*^^*)
うつ症状の緩和にオススメな栄養素 1 東京 教室・スクール情報を見ている人は、こちらの記事も見ています。