【2022年最新】パソコンの正しい処分方法7選
2021年10月27日パソコンは、法律に則して正しく処分しなければいけない製品のひとつです。処分方法はいくつかありますが、処分方法を間違えるとトラブルになりやすく、不法投棄になってしまうこともあります。そこで本記事では、引取り、買替え、買取りなどのパソコンの処分方法や高く売るコツをご紹介します。処分を考えている人は、参考にしてみてください。
パソコンの処分方法は「パソコンリサイクル法」で定められている
パソコンは、2003年10月に施行された「パソコンリサイクル法(資源有効利用促進法)」によりパソコンメーカーが自主回収し、資源としてリサイクルすることが義務付けられています。そのため、自治体ではごみとして回収することができませんでした。
その後、2013年4月に施行された「小型家電リサイクル法」によって、パソコンが小型家電のひとつに指定されたことで、自治体や小売店などで回収できるようになりました。
小型家電リサイクル法の対象となるパソコンとは
まず、小型家電リサイクル法について確認しましょう。小型家電リサイクル法とは、家電リサイクル法対象の4品目(テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・乾燥機)を除く、ほぼ全ての家電を対象として、リサイクルを促進する法律です。
小型家電リサイクル法の対象となるパソコンは、デスクトップコンピュータ本体、パソコン用ディスプレイ装置、ノートパソコンです。ただし、自作したり改造したパソコンは対象外で、メーカーによる回収はしてもらえません。原則として、法人で利用する個人パソコンは回収方法が異なります。
処分する際にはデータ消去とバックアップを忘れずに
パソコンを処分する際に気をつけておきたいことは、データの消去とバックアップです。パソコンには重要な情報が保存されています。個人情報の流出を防ぐためにも、パソコンの内部データはすべて消去しておきましょう。パソコンの初期化では完全に消去できないので、データ消去ソフトを使うことがおすすめです。
さらに、必要があれば保存されているデータを消去する前にバックアップを済ませておくことが大切です。データのバックアップは、USBメモリーや外付けHDD、クラウドサービスを使う方法などあります。用途に応じて使い分けましょう。
パソコンを処分する際にかかるリサイクル料金の目安
パソコンのリサイクル料金は、PCマークの有無によって異なります。リサイクル料金以外に、場合によって収集・運搬費用を支払う必要があります。ただし、自分で指定取引場所へ持ち込む場合は収集・運搬費用は不要です。ここでは、パソコンを処分する際にかかるリサイクル料金の目安について解説します。
PCリサイクルマークが付いていれば無料
パソコンに、PCリサイクルマークがある場合は料金がかかりません。2003年10月1日以降の製品に付いています。もし、該当製品でPCリサイクルマークが付いていなければ、そのパソコンメーカーがPCリサイクルマークを無償で提供するか、個人であれば無料になります。
出典:経済産業省
PCリサイクルマークは、デスクトップやモニターの背面、ノートパソコンは底面に表示されています。機種によっては分かりづらいことがあり、ノートパソコンではバッテリーを外した内部に表示がされている場合もあります。
リサイクル料金の目安
2003年10月以前のパソコンやリサイクル料金は、各メーカーが製品種別ごとに設定しています。目安としては、以下のようになります。なお、金額はすべて税込みの価格です。
●デスクトップパソコン本体 3,300円
●ノートパソコン 3,300円
●液晶ディスプレイ 3,300円
●液晶ディスプレイ一体型パソコン 3,300円
●CRTディスプレイ一体型パソコン4,400円)
●デスクトップパソコン本体+CRT ディスプレイ 7,700円
●デスクトップパソコン本体+液晶ディスプレイ 6,600円
NEC:回収・リサイクル 料金
【知っておくべき】パソコンの正しい処分方法7選
なお、パソコンはゴミとして処分することができないため、処分方法が分からないという方も多いようです。ここでは、パソコンの正しい処分方法7選をご紹介します。どの処分方法が自分に合っているのか参考にしてみてください。
①パソコンメーカーに依頼する
パソコンリサイクル法に基づき、メーカーは自社で製造したパソコンの回収をすることが義務付けられました。PCリサイクルマークが付いているパソコンであれば、無料で回収してくれます。ただし、他社製品は回収できないことが多く、パソコンのほかにモニターなどを回収してもらうためには、1台ごとの申込みが必要です。
メリット:自社製品なら新旧問わず回収してもらえる
メーカーで処分できるものは、パソコン本体とマウス、キーボードなどの標準添付品です。PCリサイクルマークが付いていないものは有償での回収になりますが、新旧問わず回収に対応してもらえます。古いパソコンの処分であれば、メーカーに依頼することを検討してみてください。
②新しく購入する店舗で回収してもらう
パソコンの買替えにともなって、不要になったパソコンを回収してもらうことができます。下取りサービスを利用できれば、購入価格から値引きしてもらうことが可能です。また、その店舗での買い物に使えるポイントに交換してくれるといった、さまざまなサービスが実施されていることもあります。買替のタイミングであれば、下取りサービスを検討してみてください。
メリット:下取りによって即日処分ができる
新しいパソコンの購入と同時に、不要になったパソコンを即日処分することができて効率的です。新しく購入することが前提であれば、壊れたパソコンであっても下取りしてもらえる場合がほとんどなので、店舗に確認しましょう。
③自治体の回収ボックスを利用する
小型家電リサイクル法の施行によって、自治体でパソコンを回収してもらえるようになりました。自治体が設置している回収ボックスを利用する方法です。しかも、パソコン本体以外にも、タブレットやプリンターなども回収対象となっています。
メリット:処分費用が無料
処分費用が無料なので、近くに回収ボックスがあれば便利です。あらかじめ自治体のホームページなどで確認しましょう。お住まいの地域の回収ボックスの場所は、以下のサイトから確認することができます。
④回収業者に依頼する
パソコンリユース企業に回収を依頼する方法もおすすめです。パソコンのメーカーを問わず、自作のパソコンなども回収してくれます。回収方法は、持ち込むことも可能ですが、宅配回収や出張での回収にも対応してくれるので、できるだけ手間を省いて処分したい方には便利な方法といえます。
メリット:回収からデータ消去まで依頼できる
パソコンリユース企業は法令に準拠し、復元不可能な状態へのデータ消去を行った上で、資源の有効利用に適ったリユース・リサイクルを行っています。そのため、個人情報漏洩などのリスクを抑えることができます。
➄リサイクルショップや買取専門店に引き取ってもらう
比較的新しい製品やスペックが高いパソコンであれば、リサイクルショップや買取専門店に引き取ってもらうことも可能です。出張サービスによる査定や運搬費用が無料になることも多く、相見積もりをとって買取価格を比較するようにしましょう。
メリット:処分費用が不要
リサイクルショップや買取専門店で引き取ってもらえば処分費用が不要になります。リサイクルショップは、基本的に自分で持ち込まなければいけませんが、無料の出張買取サービスや訪問買取サービスをおこなっている業者を選ぶと、処分費用も運搬費も節約できるでしょう。
⑥ネットオークションを利用する
ネットオークションを利用して、パソコンを売却する方法もあります。比較的新しいパソコンに高い需要がありますが、古いパソコンでも希少価値があるものは売れる可能性もあります。ただ、パソコンに関するを詳しい説明や必要な画像をアップロードが必要です。さらに、買い手がつくと、自分で梱包や配送しなければいけないので、手間と時間がかかります。
メリット:処分費用が不要
パソコンが売れれば処分費用が不要になるうえに、収入につながることもあります。自分が希望する価格で売ることができますから、リサイクルショップや買取専門店で買い取ってもらうよりも、高い金額で売れる可能性があります。購入希望者が多ければ、希望価格を上回ることもあるでしょう。
⑦パソコンを必要とする個人に譲る
知人や友人といった近くに住んでいる人に譲って、使ってもらうのもよいでしょう。不要となったパソコンも、他の人にとっては用途があるからです。比較的新しい製品やスペックが高いパソコンであれば、需要もあるでしょう。なかなか譲り先が見つからないというときには、掲示板サイトで、近隣でピアノを必要とする人を探すことも可能です。
メリット:一切の費用がかからない
個人に譲る場合は、処分にかかる費用が不要です。実際に引き取りに来てくれたり、譲り受けた人が運搬費を負担してくれれば、一切の費用をかけずに処分できます。また、掲示板サイトでは、譲るだけでなく金額を設定しているケースも多いです。処分費用をかけずにお金をもらうことも十分可能です。
【業者に依頼する場合】パソコンを廃棄するならどんな業者を選ぶと良いか
パソコンの廃棄処分を業者に依頼するためには、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。トラブルにならないよう業者を見極める必要があります。ここでは、パソコンの廃棄処分を依頼する業者選びのポイントを2つご紹介します。
①一般廃棄物処理業の許可がある回収業者を選ぶ
家庭から出るゴミは、すべて一般廃棄物です。パソコンをはじめとした一般廃棄物を収集・運搬・処分するためには、法律に基づく「一般廃棄物処理業の許可」が必要になります。
回収業者の中には、無許可で一般廃棄物の収集を行っている業者が存在するのです。無許可の業者とは、市町村の一般廃棄処理業の許可を取得していない、または市町村の委託を受けずに回収している業者であることを指しています。
以下の許可では、家庭からのパソコン不用品を回収することは違法になります。
●産業廃棄物の許可:事業活動から出る廃棄物(廃プラスチック類など20種類)処理の許可
●古物営業の許可:古物の売買または交換のための営業許可
●一般貨物運送事業の許可:貨物を運ぶことを仕事とする許可
環境省:廃棄物の適正処理案内ページ
②小型家電リサイクル法の認定事業者であれば安心
小型家電リサイクル法にしたがって、環境省大臣の認定を取得した事業者であれば、安心してパソコンの回収を依頼することができます。回収方法は宅配便を活用し、段ボールに回収品を梱包して宅配業者に渡すという手軽さです。さらに、パソコンのデータを完全に消去してもらうことも可能です。データを消去すると、データ消去証明書も発行されます。
認定事業者は、環境省のHPで確認することができます。
環境省:認定事業者および連絡先一覧
【廃棄するよりお得な方法も】パソコンを処分するなら売却がおすすめ
最近、まだ使える不用品を「使いたい人に譲る=リユース(再使用)する」という考えが注目されています。とはいえ、なかなか譲れる人が見つからないということもあるでしょう。ここでは、売却に関するさまざま悩みを解決して、パソコンをお得に売却処分する方法と実際の取引事例から考えられるメリットをご紹介します。
パソコンを少しでも高く売るコツを解説
購入した際には高額だったパソコンを売却するのであれば、少しでも高く売りたいと考える方も多いでしょう。中古のパソコンは、コンディションを整えることで市場価値が高まるのです。ここでは、高く売るためのコツをご紹介します。
①説明書や付属品を揃えておく
保証書、取り扱い説明書、付属品など、パソコンを購入した際に付いてきたものをできるだけ揃えましょう。中古で売るための重要なアイテムになるためです。付属品のACアダプター、バッテリー、キーボード、マウス、ケーブル、付属CDなどが揃っていると、より高く売れる可能性が高くなります。なるべく購入時に近い状態に揃えておくようにしましょう。
②掃除して汚れを取り除く
使用感の少ない見た目は、少しでも高く売れることに期待ができます。可能な限りきれいに汚れを取り除いておきましょう。パソコンは、キーボードやUSBポート周辺にほこりがたまりやすいので、エアダスターを使って掃除をします。液晶画面は最も重視されるポイントなので、こすって傷をつけないようにマイクロファイバーを素材とした布で拭き取るようにします。
③不具合がないか動作確認をしておく
パソコンを売るために最も重要なポイントが、動作不良がないことです。電源を入れて、液晶ディスプレイの色むらやHDDの故障がないかなど、売る前にあらかじめ確認しておきます。ノートパソコンの場合は、バッテリーの持ち具合も忘れずに確認してください。確認に時間をかけることになりますが、少しでも高く売るために、できる範囲で動作確認をしておくことが必要です。
【パソコンの売却処分を検討するなら】ジモティーがおすすめ
ジモティーは、株式会社ジモティーが運営する「地元の掲示板」サイトです。特に人気なのが「売ります・あげます」のカテゴリーで、日本全国地域ごとの不用品の譲渡・売買情報を掲載しています。地元の有益情報を掲載していることから、各自治体など多くの人から支持されているのです。
なお、2021年6月〜8月における、ジモティーでのパソコン売却価格の平均は16,475円(決済有のEC投稿の平均決済価格・配送料込み)です。
美品から訳あり品まで、さまざまな状態のパソコンがお得な価格で出品されています。全国版から地方版まで利用者が多いため、出品したパソコンを見てもらえる機会が増え、買い手が見つかる確率もアップします。
メリット①:手数料や利用料が無料で実質コスト0円も可能
ジモティーは、出品者と購入者が直接会って現金の受け渡しをすると、売買成約時の手数料がかかりません。登録料も無料ですから、実質コスト0円が可能となります。リサイクル料金や収集・運搬費を考えると、無料で譲ってもコスト0円であればお得な処分方法といえます。もし、ジモティー内で売れれば、すべて利益になるというわけです。
一体型デスクトップパソコンの売却事例
●ドスパラ製 Prime note gallerìa(BL21)、デルタ製充電器一式
●取引価格:59,800円
このノートパソコンは、15.6型の液晶モニターを内蔵し、CPUとしてCore i7-2720QMを装備しています。外部清掃や内部分解清掃などのメンテナンス済みです。
処分にかかる費用は、PCリサイクルマークがあれば無料ですが、2003年10月以前に製造されたパソコンは3,300円(税込)なので、59,800円で売れると、56,500〜59,800円の利益となります。ジモティーを利用することで、販売価格のほとんどを手元に残すことができるのです。
メリット②:直接引き渡せるので運搬の手間がない
ジモティーは地域を限定しているので、主に地元の人との取引きになります。直接手渡しすることで、運搬の手間がありません。パソコンの運搬には梱包が必要で、パソコンが入る箱を入手することが難しいことから段ボールを巻きつけるなど、非常に面倒な作業がともないます。運搬や梱包の手間が不要になれば、そのための費用もかからないのでお得になります。
一体型デスクトップパソコンの売却事例
●SONY 一体型デスクトップパソコン 型番:PCG-11211N
●取引価格:5,000円
このデスクトップパソコンは、21.5型の液晶モニター、CPUとして Core i3、HDDは500GBを装備しています。ネット接続の確認済みです。付属品がなく、現状での取引が条件のパソコンです。
このデスクトップパソコンのサイズは、約 530 (幅) × 160 (奥行) × 400 (高さ)なので、宅配での配送が可能です。ヤマト運輸でのパソコン宅急便の宅急便サイズ160利用すると、専用BOX1,520円がついて、移動距離によって運賃が加算されます。
東京都内での配送であれば、配送料2,070円の費用が必要です。直接引き渡すことで、合計3,590がお得になります。ジモティーを利用すれば、送料で赤字ということが発生しません。
ヤマト運輸:パソコン宅急便
メリット③:自分で価格を決められる
ジモティーの出品価格は、0円か有料にするのかを自分で自由に決めることができます。状態の良いパソコンは有料で売ることも可能です。価格を決める際の注意点として、ジモティーでは最初に設定した価格を上げることを禁止しています。そのため、ジモティーやリサイクルショップなどの市場価格を調べておくことも大切です。
それに対して、価格を下げてあらたに設定することができます。ジモティーのスマホブラウザ版では、30%以上値下げするとバーゲンセール専用リストに表示されますから、戦略的に価格を考えていくのも買い手が見つかりやすいといえます。
MacBook Airの売却事例
●MacBook Air (Early 2020) A2179
●価格0円
このノートパソコンは、13型の液晶モニター、CPUとして Core i7、HDDは1TBを装備しています。さらに、ジャンク品ではなく、2023年4月までの保証が付いています。
これは、¥213,360で購入したMacBook Airを0円で譲るという取引き事例です。ジモティーでは、自分で価格を決められるので、納得した取引ができます。手数料・登録料・配送料ともに0円でなので、損をすることがありません。0円にすることで、早く処分できることがメリットといえるでしょう。
出品中のパソコンを確認するならこちら!
出品中のパソコン一覧はこちら
https://jmty.jp/all/sale-pcp
東京で出品中のパソコン一覧
https://jmty.jp/tokyo/sale-pcp
神奈川で出品中のパソコン一覧
https://jmty.jp/kanagawa/sale-pcp
千葉で出品中のパソコン一覧
https://jmty.jp/chiba/sale-pcp
埼玉で出品中のパソコン一覧
https://jmty.jp/saitama/sale-pcp
大阪で出品中のパソコン一覧
https://jmty.jp/osaka/sale-pcp
福岡で出品中のパソコン一覧
https://jmty.jp/fukuoka/sale-pcp
北海道で出品中のパソコン一覧
https://jmty.jp/hokkaido/sale-pcp
出品中のタブレットPC一覧
https://jmty.jp/all/sale-pcp/g-1196
出品中のiPad一覧
https://jmty.jp/all/sale-pcp/g-1197
出品中のノートパソコン一覧
https://jmty.jp/all/sale-pcp/g-1198
出品中のデスクトップパソコン一覧
https://jmty.jp/all/sale-pcp/g-1199
出品中のMac一覧
https://jmty.jp/all/sale-pcp/g-1200
最後に
パソコンの処分を検討されている方へ、その様々な処分の方法と、なかでも売却することのメリットなどを紹介しました。自分で価格を決めることができ、手数料もかからないジモティーをぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
