水に満たされた、架空の耐熱、耐圧、そして絶縁の箱があるとする。 水に、無数の、正と負の電極を与える。 周波数を上げていく。 電圧を上げていく。 水のユニット、すなわち水素と酸素の組み合わせは、液から気になり、やがては酸素も水素も離ればなれなり、更には水素も酸素も、プロトンとエレクトロンが離れ、つまりプラズマになる。 周波数を上げ続ける。 電圧を上げ続ける。 プロトンとエレクトロンは、層をなす。 プロトンはプロトン同士、エレクトロンはエレクトロン同士、寄せ集まり、寄せ集まった同層が、他層と接する。 上がり続ける周波数、電圧による乱雑さへの、プロトンとエレクトロンの構えである。 太極拳の、構えである。 朝の公園の、運動の構えである。 そして、周波数と電圧を逆転させる。 徐々に、周波数と電圧を下げていく。 ともない、プロトンとエレクトロンは、その同層を崩し、混ざり合い、くっつき合い、ユニットを形成する。 そのユニットは、まだ激しい回転をしている。 周波数と電圧を下げ続ける。 ユニットの回転はゆるやかになり、ユニットの正と負の局所が、それぞれのユニットに見えてくるくらいに、回転がゆるくなる。 ユニット同士が、くっつく。 ユニット同士はくっついているけれども、まだグラグラと揺れている。 周波数と電圧は下がり続ける。 周波数と電圧の止まる周囲の環境が、常温常圧なら、ユニットは、モルダウの川面のように、静かに回転をする液相である。 周波数と電圧の止まる周囲の環境が、吐く息が、凍てつく大地の上で結晶を作る時、ユニットは、回転を止めた固相である。
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