原木講師の「藝術との対話」。今回のテーマは、「見ると読む」。切り変わり、変化する認識が、どのように作用しているのか、服飾、音楽、美術などの様々な世界から読み解いていきます。●日時2013.9.28(土)13:00-15:00 【放課後の数学】16:00-18:00 【藝術との対話】●参加費¥2500 【放課後の数学】¥3000 【藝術との対話】¥5000 セット割引【放課後の数学+藝術との対話】中高生以下無料●場所駒場ハウス東京都目黒区駒場4-3井の頭線 駒場東大前駅そば(お申し込み頂いた方に、詳細をお送り致します)●お申し込み http://noth.jp/lectures●講座内容“見る”と“読む”〜切り替わり変化する認識について〜例えば、筋肉や骨格、内臓や血管、そして神経が描かれた人体の解剖図。その都度解剖を行うことなく、人体の情報を閲覧者に提供するため、解剖図は幾度となく多くの人の手によって作成されてきました。もちろんそれは医学に携わる人々のための大事な人体の情報源であった一方で、中世ヨーロッパでは、資本家階級のブルジョアジー達が熱を上げて収集をしていたという一面もあります。医学者達には、解剖図は情報を読み取るためのツールであり、ブルジョアジー達にとっては絵画と同様、純粋な視覚対象であり美的価値のあるものとして認識されていたのです。私達は机をみれば、机、椅子を見れば椅子、というように見たものから情報を抜き取ることで対象を認識しています。しかし、情報を抜き取れないもの、あるいは情報がはっきりと定義づけられていないものも私達の周りには溢れているのです。そこには情報を読解するための知識であったり、経験であったり文化であったり様々なものが関係しています。本講座では、この情報の曖昧さ、認識の曖昧さを、服飾を皮切りに音楽や美術などの芸術作品を例に挙げ、多角的に捉えることで、認識が切り替わることで生まれる価値や、対象に対する見方の変化など、私達の身に日々生じている作用を少しずつ探っていきます。●講師原木万紀子1988年東京生まれ2010年 東京藝術大学大学院 美術研究科 美術解剖学研究室入学2012年 芸術学修士取得現在、東京大学医学系研究科 博士課程にて医療コミュニケーション学に従事。修士在学時に解剖学と美術の知識を生かし同大学附属病院の形成外科・美容外科の医師の下、メディカルイラストの制作を担当。医療や科学分野の情報伝達におけるビジュアルの効果・役割に関心を寄せ、米国で着手され始めた科学分野とArtを融合させ、相互理解と創造性をはぐくむSTEAM(Science, Technology, Engineering, Art, and Mathematics. )活動の実施にむけて研究を進めている。 http://noth.jp/instructors#haragi http://www.mammo.tv/interview/archives/no314.html(インタビュー)■■■今後のNOTH■■9/28 「新講座☆放課後の数学」(林晋) 「藝術との対話」(原木)10/12or19 「新☆量子論入門・相対性理論入門・うちゅうのおはなし」(小林)10/26 「うちゅうのおはなし&音語り in大阪」(小林・本郷)-------------------------------------------NOTH事務局----------E mail:noth.jp@gmail.comホームページ: http://noth.jp/lecturestwitter: https://twitter.com/nothjpFacebook: https://www.facebook.com/pages/NOTH/303254956408766----------------------------------------------------------------
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