【オトコヨウゾメとは】 ・北陸地方を除く本州から九州の雑木林に見られるガマズミの仲間。山地のやや視界が開けた場所に生えていることが多く、存在は地味だが、花、紅葉、赤い実と観賞価値が高い。 ・開花は4~5月。画像のようなピンク色を帯びた白花で、直径は6~9ミリほど。枝先から放射状に伸びた花序にまとまって咲き誇る。花冠が五つに裂けた合弁花で、萼片が五つある。 ・秋(9~11月)に熟す赤い果実は直径5~10ミリほどで、長い間、木にぶらさがっている。苦味があるため生で食べるのは難しいが、おいしい果実酒となる。 ・葉は卵形で先端が尖る。通好みだが、紫から始まり紅や黄色に変化する紅葉も味わい深い。枯れた葉は黒っぽくなるのが本種の特徴。 ・オトコヨウゾメとは意味深な名前だが、「男」はオトコヨモギやオトコゼリのように食用にならないことを意味し、そこにガマズミの地方名であるイヨゾメ、ヨソゾメ、ヨンゾメなどが合わさってオトコヨウゾメ、つまり食べられないガマズミとなったという。筆者はこれを知るまで、紅葉初期の赤紫色の葉を、酒に酔った様子になぞらえて命名したのであろうと想像していた。
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