山菜の季節がやってきました。 ゼンマイと聞いて皆さんはどうイメージしますか? 茨城県常総市出身のこの地域ではもちろんゼンマイの文化などありません。 近所の人もゼンマイを干しているのを見たことがありません。 でも僕は今年から本格的に山菜教室を開催し始めた中で一番好きな山菜。 それがゼンマイです。 王様、女王、横綱と山菜にはいろんな名誉の名前がつけらていますけども僕は個人的にこのゼンマイを皇帝と命名したいくらいです。 ゼンマイの魅力とは何か? 本当にゼンマイの魅力を伝えたいと思いました。 最初に出会ったゼンマイは7年前、東北の直売所で売られていた「干しゼンマイ」 見かけはミミズが乾びたような物で少ししか入っていなくて高級高価な物。 値段は100g 1500円!! 「食べたこともない、、、」 「買ってみたくもない。。」 「作り方もわからない。。」 そんな三拍子がそろった物でした。 その干しゼンマイは道の駅などでも売っていますが明かに観光客向けではないんです。 地元の人用です。 地元の人がこのようなミミズの乾燥したようなものを1500円も出して買うのか。。? 買うんです!!だからその値段で売っているんです。 ゼンマイに興味がなかった僕は山菜採りの勉強をして森や山を歩きました。 ゼンマイに似ている物はたくさん生存しています。ゼンマイに興味がなかったので見向きもしませんでした。。 でも山菜採りから2年目にいかにも今まで見たシダ植物とは別格のものに出会いました。 黄金の綿に包まれて生まれてくる物。。 調べたらそれこそがゼンマイだったのです。 生で見た時に感動は今でも鮮明に覚えています。 何枚の写真を取ったか。。何分それを眺めていたか。。 衝撃すぎました。。。 これがゼンマイか。。 美しすぎる。。。 そんなゼンマイとの出会いからせっかくなのであの高級な干しゼンマイを作ろう!っと挑戦! そうしたらうまくできました。 干しゼンマイはできたとしてもそれを食べることはしませんでした。。 なぜならば「料理がわからない。。」 干したゼンマイは1年、2年と持ちます。でも忘れていたことに、「いい加減にゼンマイを使わなければ。。。」と思いゼンマイを使って調理。 「ん。。。」そんなに感動はなかったんです。 そして山菜採りの時期に東北へ行くのでそこでスーパーなどにはゼンマイの煮付けなどでているのでそこで購入、いろんなゼンマイの煮付けを食べて「なるほど。。。こういう感じか!」 そして色々と試行錯誤をして 自分の味のゼンマイの煮付けに仕上がりました。 それがもう絶品すぎます。 ゼンマイの凄さはその家庭の味なんです。 「おばあちゃんが作るゼンマイが大好き!」 それが日本の和の文化なんです。 僕の生まれた地域ではなかったこのゼンマイの文化を僕はここから始めたいと思いました。 今まで美味しいものを世界各国で食べたきて本当にいろんなものを食べてきました。 でも僕のベスト3の中にはゼンマイが入っています。 それはなぜか。。 僕が大好きな「Simple is the best !」 それが入っているんです。 日本人でこのゼンマイの煮付けを知らないのは本当にもったいないと思いました。 東北では当たり前のこの文化。。 でも全国でこのゼンマイ文化を知っているのは5%もいないことでしょう。 ゼンマイは最高です。 このゼンマイは何も邪魔する味は持っていないんです。 このゼンマイが持っている物はその料理する人の愛情を吸収する力なんです。 このゼンマイの煮付けを是非お子さんやお孫さんに作ってあげてください。 神戸牛、寿司、それよりも勝る力はこのゼンマイにあります。 ゼンマイの水煮を買うこともできます。 中国産、国産と色々あります。 でもゼンマイを自分で作って、干して、そして調理する時に戻して、煮付けにする。 すっごく手間です。でも僕はやります。 この面倒くさがり屋の僕でもやります。 なぜならばこのゼンマイにはそれだけの価値があるんです。 日本人として生まれたのならばこのゼンマイのことを知らずして死ねず。。 そう思います。 今年はたまたま自宅で干しゼンマイを作ります。 本当ならば現地で作ってくるのですが天候が悪いために戻ってきました。 5月2日に現地で収穫したゼンマイが届きます。 天気予報晴れの日の3日に干しゼンマイ作りをやります。 干しゼンマイ作りは3日間連続で天候の日を選びます。 意外と厄介なんです。。 もしゼンマイに興味がありましたらこの機会に是非参加してみてください。 この機会に干しゼンマイの作り方を間近でみたい方 体験1 ゼンマイの知識を学ぶ ゼンマイが生えている姿を見ることができます。 綿に包まれているゼンマイを是非この目で見てください。 また調理の仕方、干しゼンマイの戻し方などを学びます。 体験2 ゼンマイを茹でる ゼンマイを煮ます。煮出したゼンマイのワタを取ります。そして煮たゼンマイを晴天下のしたで干します。 体験3 ゼンマイを揉む そして定期的に揉みます。揉むと水分が出てくるので30分置きに揉みます。 参加費 3000円 開催日5月3日(限定)来年予定なし ゼンマイ200g (参加者には提供いたします) 与えられたゼンマイを煮て揉んで干してみてください。 5分の1の量に最終的にはなります。 出来上がり量約40gほど 天然国産の貴重なゼンマイです。 そのゼンマイを使ってゼンマイ料理を作ってみましょう! 場所:常総市 (三妻駅5分) 希望の方は 名前 苗字だけで大丈夫 性別 年齢 学生〜20代〜40代〜60代〜 お住い ゼンマイを学びたい理由 を簡単に書いて送りください。 *乾燥には3日ほどかかるのでご自宅の家に持ち帰っていただきます。
干しゼンマイ作り体験 他ではなかなか体験できない... 茨城 教室・スクール情報を見ている人は、こちらの記事も見ています。