【薪づくりで生計を立てる】薪づくりをはじめよう！〜広葉樹と針葉樹の見極めから斧選びまで〜 （投稿ID : 1gua86）

⁡◆広告なしの原文はこちら▶︎【薪づくりで生計を立てる】薪づくりをはじめよう！〜広葉樹と針葉樹の見極めから斧選びまで〜 https://ameblo.jp/momiccotaro/entry-12895313081.html



TODAY'S

【薪づくりで生計を立てる】
【薪づくりで生計を立てる】薪づくりをはじめよう！〜広葉樹と針葉樹の見極めから斧選びまで〜

薪づくりをはじめよう！



薪を作るときには、「広葉樹」と「針葉樹」をしっかり見極めることがとても大切です。

「紅葉樹（こうようじゅ）」という言葉を聞くこともありますが、これは広葉樹の一部で、特に秋に紅葉する木を指します。薪の分類では、基本的に「広葉樹 vs 針葉樹」で考えればOKです。




【広葉樹の薪】


例： ナラ、クヌギ、カシ、サクラ、ブナなど
特徴：

硬くて密度が高い
火持ちが良く、長時間じっくり燃える
煙や火の粉が少ない
熱量が高く、暖房向き
薪ストーブや暖炉では定番

【針葉樹の薪】


例： スギ、ヒノキ、マツなど
特徴：

軽くて柔らかい
よく乾くが、燃え尽きるのが早い
油分が多く、煙や火の粉が出やすい
着火しやすく、焚きつけに向く
キャンプや焚火で便利

木目が詰まっていて重いものは広葉樹、軽くてスカスカした感じなら針葉樹であることが多いです。紅葉する木だからといって、すべてが薪に適しているとは限らないので、「紅葉樹」ではなく「広葉樹かどうか」で判断しましょう。



薪づくり、実際にやってみると奥が深いし、なにより「割るのが楽しい」んですよ。斧でパカーン！と割れたときのスカッと感、クセになります（笑）

【薪づくり初心者の心得】


1. 木は“生木”だと燃えない！
切ったばかりの木は水分が多く、乾燥（半年〜1年）が必要。
風通しの良い場所に薪棚を作って、雨を防ぐ工夫を。


2. 斧を振るときはマジで気をつけて！
長靴より、安全靴が安全。
力任せではなくコツ重視で。
無理なら「薪割り機」という文明の利器もあり。


3. 広葉樹が手に入らないときは、針葉樹でもOK
焚きつけやキャンプなら充分。
ただし、室内ストーブには向かない（煙が多い）。


4. 薪拾い・伐採には許可が必要な場合も！
山の木は勝手に切ってはいけないことがほとんど。
自治体や知人に相談して、間伐材や倒木を譲ってもらうのがおすすめ。



【火が付くまでの薪の組み方：3ステップ】


① 材料を順に用意

焚きつけ（新聞紙、松ぼっくり、杉の葉、小枝など）
細薪（割り箸より少し太い・針葉樹がおすすめ）
中割（直径3〜5cm程度）
太薪（10cm以上、長時間燃焼用）

② 組み方の定番スタイル

◇井桁（いげた）組み

細〜中割の薪を交差するように「井」の字に組む
空気の通り道ができて安定した燃焼
焚き火でもストーブでも万能

◇ティピー組み

細い薪をテント型に立てかけて中心に焚きつけ
火が立ち上がりやすく見た目も◎
キャンプ映え＆初心者向き

◇ログキャビン組み

太薪で外枠を組み、中に細薪と焚きつけを入れる
炎がこもって長時間燃焼に向く
薪ストーブ向け

【斧の選び方】



1. 重さとサイズのバランス

初心者は斧頭1.0〜1.5kgが扱いやすい
柄は50〜70cm程度がベスト


2. 種類別のおすすめ




3. 柄の素材

木製（トネリコ、ヒッコリー）：伝統的で衝撃吸収性あり
ファイバー製（グラスファイバー）：軽くて丈夫、雨にも強い




「道具を使って自然と向き合う」—— それが薪割りの醍醐味です。
そのうち、斧研ぎや薪棚DIYにもハマってしまうかもしれませんね（笑）


【広葉樹と針葉樹の立木の見分け方】


1. 
葉っぱ・枝ぶりで見分ける

広葉樹：
葉っぱが広くて平たい（落葉樹が多い）
枝があちこちに広がるように生えている（扇状・傘のような樹形）
秋には紅葉し、冬には葉が落ちるものが多い（例：ナラ、サクラ、クヌギなど）
針葉樹：
葉が細く、針のような形（常緑が多い）
枝は幹から水平や下向きに、規則正しく出ていることが多い
一年中緑で、葉があまり落ちない（例：スギ、ヒノキ、マツ）

2. 
樹皮（幹の表面）で見分ける


広葉樹：
樹皮に深いシワやゴツゴツした凹凸があるものが多い
木によっては斑点模様（サクラ）や、縦に裂ける模様（ナラ・カシ）など特徴的な樹皮
針葉樹：
スギやヒノキは、樹皮が薄くて縦に長くはがれるような感じ（スギ皮）
マツはゴツゴツしていて厚みのある樹皮

3. 
幹の形や太さ


広葉樹：
幹の途中から枝がよく出る
樹冠（枝葉が茂る部分）が広がっている
針葉樹：
幹がまっすぐスーッと伸びて、てっぺんに尖った形（円錐形）
枝が規則的で、全体的にスマートな樹形

4. 
香りや葉の触感（近づける場合）


針葉樹（特にヒノキ・マツ）は、葉や幹を少し傷つけると特有の樹脂の香りがする
→ 油分が多くて焚きつけに向く木材です。

【現場で迷ったら…】


葉の形を見るのが一番確実！（特に冬場以外）
冬で葉がないときは、樹皮と枝の出方を観察
よくわからなければ、木の根元に落ちている葉や枝、実を探すのも手




木に詳しくなると、「あ、これはコナラっぽいな」とか「この枝ぶりはスギだな」と感覚で分かるようになりますよ！



薪づくりの基本的な方法は「伐る→割る→干す」の3ステップです。以下に初心者向けにわかりやすくまとめました！

⸻

【薪づくりの基本ステップ】

1. 伐る（伐採 or 入手）
• 木を伐るには許可が必要な場合が多いので注意！
• 製材所や造園業者、自治体の伐採事業などから間伐材をもらえることも
• 生木（グリーンウッド）は水分が多いため、乾燥が必要

⸻

2. 割る（薪割り）

【準備するもの】
• 薪割り用の斧、または薪割り機
• 薪割り台（切り株などでOK）
• 安全靴 or 長靴・手袋・ゴーグル（ケガ防止）

【割り方のコツ】
• 木目に沿って、スパッと割るのが基本
• 太すぎる丸太はクサビ＋ハンマーを使うと楽
• なるべく節（枝の出てる部分）を避けて割る
• 長さは30〜40cmくらいがストーブ・焚き火にちょうどいい

⸻

3. 干す（乾燥）

【薪を乾かす条件】
• 乾燥期間：6ヶ月〜1年（広葉樹なら1年以上）
• 風通しの良い日なたが理想
• 雨よけ（トタン屋根・ブルーシート）を忘れずに

【薪棚を作ると便利】
• 地面に直置きせず、通気性を保つ
• 下から10cm以上浮かせてカビ・腐敗防止
• 薪を交互に積む「交互積み」や「井桁積み」が定番

⸻

【補足：薪の種類と乾燥の見分け方】

状態 特徴
生木 水分が多く、重くて冷たい感じ。叩くと鈍い音。
乾燥薪 軽く、ヒビが入っていることも。叩くと「カーン」と高音。



⸻

【注意点】
• 濡れた薪は煙が多くて不完全燃焼になりやすい
• 生木をそのまま使うと、ストーブや煙突が傷みやすい

⸻

「薪は1年先の自分へのプレゼント」と言われるほど、じっくり乾燥が命なんです。
やってみると、木の香りや手応えがクセになりますよ！