むかしアマチュア無線は10Wだの100Wだのと、出力(空中線電力)を競っていた時期がありました。 それを野暮だと思った一部の人々は、100mWでいかに遠くまで飛ばせるかに着目し、地形やアンテナゲインを工夫しながら、6m(50MHz)で直線30km程度の交信を成功させていたような記憶があります。 あの頃は、夏の夜*1になると、星空の解説をしはじめる局などいて、楽しかったなあ。瑠璃の宝石のアニメ12話(鉱石ラジオ回)、良かったなあ。 *1 夏は、不確実に出現する高層気象現象「スポラディックE層」の電離層反射を利用して、長距離通信をねらう局が多い。他に富士山反射といった伝説もある。 さて本機も、そのようなミニマリズムの延長線上にあるPCです。 CPUはCeleron847という、passmark*2値が506しか評価されていない、低スペックなやつです。MEM:8GB, SSD:120GB, Wifiチップ有り, BTチップ無し, CMOS BATT交換済です。 *2 passmark:CPU比較ベンチサイト。N100だと5460くらいになる。 Windowsを動かすと、メニューを出すだけでも1秒以上かかり、Youtubeはコマ落ち音切れで、実用になりません。 一方、shuttle社のベアボーンは伝統的にギガビットLANポートを2つ備えており、作りも頑丈で安定しています。そこで、しばらくの間はソフトウェアルータとして、ネットワーク構成の一部に使用していました。 https://global.shuttle.com/products/productsDetail?pn=DS47&c=xpc-fanless 今は家庭内LANでも10Gbpsで構成する時代なので、本機は数年前に外して保管していましたが、ジモティで古いPCにも需要があることを知り、出品することにしました。 本機の美点は次のとおりです。 ・ファンレス。PCが無音であることは、心の平穏に役立つ。写真のように放熱優先で蓋2枚は捨てた。 ・LANポートが2つありルータになる。とくにSoftEther等でVPNを構成するとき、2つのネットワークに個別にポートを割り当てられると、パフォーマンスが出る。 ・Shuttle社製である。エンドユーザー市場から撤退したが、企業向けでは地味に存在感のある、堅牢設計のメーカー。 ・実測12.0Wと低消費電力。24時間運用するネットワーク/サーバ系機器として適切。 主な使い道は、大容量のストレージを接続して、オンプレのNASにする、Webサーバを建てる、軽量OSやブラウザでGUIデスクトップにする、ネットワーク管理のキャラ端として使う、外部から内部LANへの接続を許すとき、高セキュリティの認証サーバとして使用する、などです。 おまけで、外付け3TB HDD(I/O製3.5"NTFS)を付けます。経済価値はこちらのほうがあるかもしれません。 OSレスですが、仮にUbuntu24.04 Desktopを入れてテストしてみました。その環境でYoutubeを見てみると、さほどコマ落ちせずに再生できるではありませんか。 このさいミニマリズム沼にはまるのもいいかもしれません。 北杜市~鎌倉市の間に車でお届けします。よろしければ、EIZOの15インチVGAモニタ(最後の写真のもの)も差し上げます。
価格 | 2,000円 |
取引場所 | JR中央本線(東京~塩尻) - 長坂駅 |
ジャンル | - |
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