テーマトーク(哲学カフェ)は、その名の通り「テーマ」を設けて話し合う場です。実際にやってみると、「フリートーク」とはまったく異なる雰囲気を感じます。自由な雑談とは違い、話す内容にテーマがあることで、会話の方向性が明確になり、参加者同士がより深い対話を楽しむことができます。これまでの活動を通じて感じたことを、いくつかの質問と回答の形式で紹介します。Q. 難しそうで、ついていけるか心配ですが…?A. まったく難しい話をする必要はありません。専門的な知識や難解なテーマは扱わず、誰もが日常で考えたことがあるような話題を取り上げます。例えば、・「運転中に前の車がウィンカーを出さずに曲がるのはなぜか?ドライバーの心理は?」・「日本人はなぜ歳を取ることにネガティブなイメージを持つことが多いのか?」・「人から褒められたとき、どの程度まで謙遜するべきか?素直に『ありがとう』と受け止めるべきなのか?」といったテーマです。こうした誰もが一度は感じたことがあるような、身近な話題です。Q. なんだか疲れそうですが…?A. これは人によって感じ方が違いますが、個人的には、ダラダラと終わりの見えない雑談よりも、テーマに基づいて話す方がむしろ疲れにくいと感じます。もちろん、雑談には雑談の楽しさがありますが、テーマトークはその日ごとに話の方向性が決まるので、無駄に話題を探さずに済むというメリットもあります。Q. 「お友だち作りに最適」というのはどういうことですか?A. テーマトークでは、参加者の個人情報を尋ねることはありません。話したくないことや、答えたくない質問には無理に答える必要もなく、聞き手に徹することもできます。このルールのおかげで、無理に自分を紹介する必要もなく、気楽に参加できます。その一方で、テーマトークで知り合った方と二人でお茶を飲む機会があったのですが、その時にはまるで以前から知っている仲のような感覚で、緊張感もありませんでした。テーマトークで何度か話しているうちに、自然と相手に対する興味や親しみが生まれていたのです。例えば、「今日はいつもと違う服装なんですね」「そういえば前回のテーマトークで出た○○っていうワードが印象的だったよね」といった話ができるので、初対面のような緊張感がなく、親しみやすい関係性ができています。このように、年齢や性別・職業を問わず、テーマを通じて自然に仲良くなれるのが特徴です。10代の方と90代の方が友達になることも可能です。[テーマトークのメリットとデメリット]テーマトークには多くの利点がありますが、あえてデメリットも挙げておきます。1. 静かに話せる場所が必要騒がしい空間だとゆったり話すことが難しいため、場所選びが重要です。例えば、連休中のショッピングモールでは、静かな環境を見つけるのが難しいかもしれません。2. 時間制限が必要テーマトークは話が盛り上がると、あっという間に3時間以上過ぎてしまうことがあります。そのため、時間制限を設けないと、長時間になってしまうことがあります。終了後にみんなで一息つくことも多いですが、話すことが大好きな人にとっては時間が足りないと感じることもあるかもしれません。それでも回数を重ねるごとに、その面白さを実感できると感じています。---テーマトークを始めたきっかけは、友人とカフェでの雑談中にふと思いついたアイデアからです。日常の雑談も楽しいですが、あえてテーマを持たせることで、普段考えないことに目を向け、新しい視点で物事を考える機会になるのではないかと感じました。そうして「テーマトークをコンセプトにしたコミュニティを作ってみよう」と思ったしだいです。[開催場所]ココス松本源池店[参加費用]無料[これまでのテーマ例]テーマトークでこれまで話し合われたテーマには、例えば以下のようなものがあります。▪️「人に対する先入観や第一印象は、どこで決まるのか?」▪️「『いい人』とはどういう人?」▪️「自分らしさとは何か?」▪️「人との距離の取り方は?」これらのテーマは一見すると関連性がないと感じるかもしれませんが、実際に話していると“つながり”や“共通点”が浮かび上がり、派生していきます。[発言する義務はありません]その日の気分で、ただ話を聞いているだけでも構いません。興味のある方は、ぜひ一度お問い合わせください。テーマトークの場を一緒に楽しみましょう。
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