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テレビの正しい処分方法7選|高く売るコツも合わせてご紹介

2021年10月27日

テレビには、家電リサイクル法で定められた処分方法があります。

他にも様々な処分方法があり、お得に処分するやり方もありますが、間違えるとトラブルになりやすく、不法投棄になってしまうこともあるのです。そこで本記事では、引取り、買替え、買取りなどのテレビの処分方法と高く売るコツをご紹介します。テレビの処分を検討している人は、参考にしてみてください。

テレビを処分方法は「家電リサイクル法」で定められている

特定家庭用機器のひとつに指定されているテレビを処分する際は、「家電リサイクル法」に基づいて処分しなければいけません。家電リサイクル法とは、製造業者が一般家庭やオフィスから出されたエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機を解体し、レアメタルやプラスチックなどの素材ごとに分類して、資源のリサイクルを推進するための法律です。

参考:家電リサイクル法の概要(環境省)

したがって、家電リサイクル法に基づいた正しい処分方法とは、家電販売店などが冷蔵庫を回収し、処分する人は製造業者がリサイクルをおこなうための料金を支払うというということです。

家電リサイクル法の対象になるテレビとは

家電リサイクル法の対象になるテレビは、ブラウン管式テレビと液晶・プラズマ式テレビの2種類に大別されます。ワイヤレスリモコンや電気コードなどの付属物も同時に回収してもらうことができます。ただし、業務用機器は家庭で使用していても家電リサイクル法の対象外にならないので注意が必要です。

●ブラウン管式テレビ:ブラウン管式テレビ、ブラウン管式VTR内臓型テレビ、ラジカセ一体型テレビ

●液晶・プラズマ式テレビ:液晶・プラズマ式テレビ、液晶・プラズマ式HDD・DVD等内蔵テレビ、チューナー分離型テレビ

テレビを処分する際にかかるリサイクル料金の目安

家電リサイクル対象品を処分するためには、リサイクル料金と収集・運搬費用を支払う必要があります。ただし、自分で指定取引場所へ持ち込む場合は収集・運搬費用は不要なのは利点です。ここでは、テレビを処分する際にかかるリサイクル料金の目安となる画面サイズを調べる方法やリサイクル料金の支払い方法について解説します。

テレビの画面サイズによってリサイクル料金が異なる!画面サイズを調べる方法も

引用:テレビ・冷蔵庫サイズの調べ方(一般財団法人家電製品協会)

テレビの画面サイズは、テレビの裏側または画面の端に表記された形名と受信機型サイズの数値で確認することができます。この図の場合は、形名:「58AB1C」、受信機型サイズ:「58V」ですから、画面サイズは58型です。家電リサイクル法では、15型以下は区分「小」、16型以上は区分「大」となっています。したがって、この図のテレビは58型、区分「大」です。

テレビのリサイクル料金の目安

テレビのリサイクル料金は、画面サイズが同じでもテレビの種類やメーカーによって異なるので注意が必要です。目安としては、以下のようになります。なお、金額はすべて税込の価格です。

ブラウン管式テレビの場合

区分「小」15型以下:1,320~3,100円

区分「大」16型以上:2,420~3,700円

液晶・プラズマ式テレビの場合

区分「小」15型以下:1,870~3,100円

区分「大」16型以上:2,970~3,700円

参考:リサイクル料金一覧2021年4月版(家電リサイクル券システム)

リサイクル料金の支払方法と家電リサイクル券について

テレビの処分には、家電リサイクル券が必要です。家電リサイクル券とは、テレビなどの特定家庭用機器を国が定める方法でリサイクルする際に必要な券です。正式なリサイクルを行ったことを証明する重要な役割があります。また、家電リサイクル券はリサイクル料金を支払うことで受け取ることができます。

リサイクル料金の支払方法は、①:家電販売店に引取りを依頼する際に支払う方法と、指定場所へ直接持ち込む場合に②:郵便局で家電リサイクル券センターへ振り込む方法の2種類があります。郵便局では家電リサイクル券用紙を入手できますので、振込みは窓口で行い、振込後に家電リサイクル券、日附印が押印された振替払込受付証明書を受け取るという流れになります。

【知っておくべき】テレビの正しい処分方法7選

テレビには、主に「廃棄」「売却」「譲る」の3種類の方法があります。ここでは、テレビの正しい処分方法7選をご紹介します。それぞれのメリットも説明しますので、どの処分方法が自分に合っているのか参考にしてみてください。

①購入した店舗に回収してもらう

テレビの処分だけを考えている場合は、そのテレビを購入した店舗に問い合わせましょう。また、購入した店舗が分からなくても、家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)を扱っている販売店であれば回収してもらうことも可能です。ただし、収集・運搬費用は店舗によって異なるので確認が必要です。

メリット:利便性が高い

購入した店舗が分かるのであれば、連絡をするだけなので利便性が高い方法といえます。テレビの購入から年数が経って店舗が分からなくなることや引っ越しなどで店舗が遠方にある場合もあるでしょう。そのような場合でも、家電販売店数が多いので、住んでいる地域の近くで回収先が見つかりやすいです。

②新しく購入する店舗で回収してもらう

テレビの買い替えにともなって処分する場合は、新しく購入する店舗で、不要になったテレビを回収してもらうことができます。テレビなど中古家電の販売をおこなっている店舗であれば、買い取りサービスを実施していることがあります。

メリット:搬入と回収が同日にできる

新しい冷蔵庫の搬入と不要になった冷蔵庫の回収が同日にできるので、連絡や日時調整などの手間が軽減できます。自分で移動させたり店舗まで運搬する必要がないうえに、多くの場合に回収・運搬費用が安くなります。

③自治体に回収業者を紹介してもらう

お住まいの市町村にテレビの回収や処分方法について問い合わせると、回収してくれる業者(一般廃棄物収集許可業者)を紹介してくれる場合もあります。引き渡しは玄関に決められていることが多いので、移動させる作業が発生します。マンションの場合は、1階出入り口の共有部分になることが多いので、確認が必要です。

メリット:業者の信頼性が高い

自治体が紹介してくれる業者であれば、自治体の処分ルールに則した正しい処分方法で冷蔵庫を処分できます。しかも、自分で業者を調べる手間がなく、相場以上の高額な回収・運搬費用を請求されるなど心配がないでしょう。

④自治体が指定する引取場所に持ち込む

家電リサイクル料金を事前に郵便局で支払って、指定されている引取場所に持ち込む方法もあります。突然持ち込んでも引き取ってもらえない場合もありますから、事前の申し込みを忘れないようにしましょう。

メリット:収集・運搬費用が不要

この方法では、収集・運搬費用がかからずリサイクル料金のみで済ませることができます。テレビの大きさによっては自家用車で運搬が難しいかもしれません。レンタカーなど運搬用の車を手配しなければいけない場合もあります。そのため、自家用車を所有しているなど運搬手段が確保できる方には、おすすめの方法です。

⑤不用品回収業者に依頼する

自治体で回収できない家電の回収を、不用品回収業者に依頼する方法もあります。

ただし、アイテム単品の回収が高額になりやすい点で、処分費用を少しでも抑えたい方には不向きな方法ともいえます。依頼する際には、見積もりをとって費用を検討することが大切です。

メリット:回収までがスムーズ

不用品回収業者に依頼すれば、即日あるいは希望日時で回収してもらうことができます。そのため、処分を急ぐ場合や忙しく時間調整が難しい場合でも、スケジュールの調整に融通が利きます。テレビ単品であれば短時間で済ませることができます。また、リサイクル券の購入や運搬の手間がなく、回収までがスムーズです。

⑥リサイクルショップや買取専門店に引き取ってもらう

状態の良いテレビであれば、リサイクルショップや買取専門店に引き取ってもらうことも可能です。しかし、メーカーや経年状態によっては引き取ってもらえない可能性が高いので、問い合わせの際に確認しておきましょう。

メリット:処分費用が不要

リサイクルショップや買取専門店で引き取ってもらえば、処分費用が不要になります。リサイクルショップは、基本的に自分で持ち込まなければいけませんが、無料の出張買取サービスや訪問買取サービスをおこなっている業者を選ぶと、処分費用も運搬費も節約できるでしょう。

⑦テレビを必要とする個人に譲る

知人や友人といった近くに住んでいる人に譲って、使ってもらうのもよいでしょう。不要になったピアノも、他の人には用途があるからです。なかなか譲り先が見つからないというときには、掲示板サイトで、近隣でテレビを必要とする人を探すことも可能です。

状態が良く新しいテレビであれば、比較的高値で取引きすることも可能です。十分に使えるものであれば需要もあります。ただし、送料が気になる方は多いのではないでしょうか。相手が遠方であれば、送料がかなり高額になる場合もあります。発送の仕方や送料を考慮することが重要です。

メリット:一切の費用がかからない

個人に譲る場合は、処分にかかる費用が不要です。実際に引き取りに来てくれたり、譲り受けた人が運搬費を負担してくれれば、一切の費用をかけずに処分できます。また、掲示板サイトでは、譲るだけでなく金額を設定しているケースも多いです。処分費用をかけずにお金をもらうことも十分可能です。

【業者に依頼する場合】テレビを廃棄するならどんな業者を選ぶと良いか

テレビの廃棄・処分を業者に依頼するとした場合、いくらかかるのか料金が気になる方は多いでしょう。ただし、料金が安いことだけが業者選びのポイントではありません。ここでは、不用品回収業者に依頼する際の注意点について解説します。

①一般廃棄処理業の許可がある業者を選ぶ

家庭から出るゴミは、一般廃棄物です。一般廃棄物を収集・運搬・処分するためには、法律に基づく一般廃棄物処理業の許可が必要になります。不用品回収業者の中には、無許可で一般廃棄物の収集を行っている業者が存在します。無許可の業者とは、市町村の一般廃棄処理業の許可を取得していない、または市町村の委託を受けずに回収している業者であることを指しています。

以下の許可では、家庭からの不用品を回収することは違法とされています。

●産業廃棄物の許可:事業活動から出る廃棄物(廃プラスチック類など20種類)処理の許可

●古物営業の許可:古物の売買または交換のための営業許可

●一般貨物運送事業の許可:貨物を運ぶことを仕事とする許可

参考:廃棄物の適正処理案内ページ(環境省)

②自治体が指定する業者であれば信頼性が高い

とはいえ、多くの回収業者から、一般廃棄物処理業の許可がある業者を見極めることは簡単ではありません。ですが、お住まいの地域の自治体HPから引取場所に指定されている業者であれば、安心して回収を依頼することができます。指定取引場所は全国各地にあり、下記の一般財団法人家電製品協会サイトから確認することができます。

参考:最寄りの指定引取場所・営業日検索

この場合、リサイクル料金のほかに収集・運搬料が必要です。収集・運搬料は業者によって違いますが、目安となる料金は以下のようになります。

●テレビ15型以下:2,618円(税込)

●テレビ16型以上:2,750円(税込)

参考:家電リサイクル受付センター

【廃棄するよりお得な方法も】テレビを処分するなら売却がおすすめ

テレビの処分は、家電リサイクル法に基づいて所定の料金を支払うことになっています。無料で処分する方法は存在しないのです。しかし、別の方法を取れば、処分費用を0円にしたり、それ以上のお金を手にすることもできます。ここでは、テレビをお得に処分する方法をご紹介します。

高く売却するコツ①説明書や付属品を揃えておく

保証書、取り扱い説明書、付属品など、テレビを購入した際に付いてきたものをできるだけ揃えましょう。付属品のリモコン、スタンド、ケーブルなどが揃っていないと、テレビの状態が良くても高く売れない上に、買い手がつかないということもあります。どのような付属品を揃えたらよいのか調べておくことをおすすめします。

高く売却するコツ②B-CASカードは使用者の変更を

B-CASカードはテレビを購入した際の付属品が、取り扱いには注意が必要です。テレビを売る際に、B-CASカードの使用者を変更手続きをしましょう。手続きを済ませておくとカードを付属した状態で売ることができます。

B-CASカードの所有権はB-CAS社にあるため、カード単体での転売やテレビと一緒にカードを売ることが禁じられています。変更手続きはB-CASカスタマーセンターへ連絡するだけなので、所有者でも新たな所有者のどちらでもできませすが、事前に手続きをすることをおすすめです。

高く売却するコツ③テレビを掃除して汚れを取り除く

少しでも高く売るためには、見た目の状態も重要になります。中古品はどうしても使用感が気になるものです。できるだけほこりや手垢などの汚れをふき取りましょう。マイクロファイバーを素材とした布であれば、細かな汚れが取り除くことができて傷がつきにくいので、簡単で便利です。

高く売却するコツ④動作不良がないか確認しておく

テレビを売るために最も重要なポイントが、動作不良がないことです。特に、長い間使っていないテレビの場合、故障していることも少なくありません。すべての機能が正常に使えるか、ひとつずつ確認しておきましょう。もし、故障や破損があれば売るのではなく廃棄の仕方を検討する必要があります。

【テレビの売却処分を検討するなら】ジモティーがおすすめ

紹介してきました通り、廃棄するより売却した方がお得であるわけですが、売却を検討している方に特におすすめなのが、株式会社ジモティーが運営する「地元の掲示板」サイト:ジモティーです。特に人気なのが「売ります・あげます」のカテゴリーで、日本全国地域ごとの不用品の譲渡・売買情報を掲載しています。地元の有益情報を掲載していることから、各自治体など多くの人から支持されているのです。

美品から訳あり品まで、さまざまな状態のテレビがお得な価格で出品されています。全国版から地方版まで利用者が多いため、出品したテレビを見てもらえる機会が増え、買い手が見つかる確率もアップするでしょう。

メリット①:手数料や利用料が無料で実質コスト0円も可能

ジモティーは、出品者と購入者が直接会って現金の受け渡しをすると売買成約時の手数料がかかりません。登録料も無料ですから、実質コスト0円が可能となります。リサイクル料金や収集・運搬費を考えると、無料で譲ってもコスト0円であればお得な処分方法といえます。もし、ジモティーサイト内で売れれば、すべて利益になるというわけです。

50型液晶テレビの売却事例

●IRIE 50型液晶テレビ MAL-FWTV50

●価格 42,980円

このテレビは2017年製で、6ヶ月の保証が付いています。東芝映像エンジンを採用した、日本製基板ならではの映像美が特徴です。取引条件として、引き渡し場所を指定しています。この取引の場合、価格が42,980円ですから、手数料・登録料・配送料ともに0円なので実質コスト0円となり、42,980円すべて利益になります。

これに対して、このテレビをリサイクル法に基づいて処分する際には、3,700円が必要になります。この処分費用を払うことなく売却処分ができた取引事例です。

家電リサイクル券システム:リサイクル料金一覧2021年4月版

メリット②:直接引き渡せるので運搬の手間がない

ジモティーは地域を限定しているので、主に地元の人との取引きになります。直接手渡しすることで、運搬の手間がありません。テレビの運搬には梱包が必要で、本体が入る箱を入手することが難しいことから段ボールを巻きつけるなど、非常に面倒な作業がともないます。運搬や梱包の手間が不要になれば、そのための費用もかからないのでお得になります。

19型地デジテレビの売却事例

● ATHLETE 19型地デジテレビ

●価格 0円

このテレビは、2007製でB-CASカード・リモコンが付いており、視聴には問題がありません。PCモニターとして使うこともできます。取引条件として、引き渡し場所を指定しています。

もし、このテレビを配送する場合、サイズは 48.5×41×10cmなので、Sランク(三辺の合計100cm以内)で送ることになります。宅配便を利用すると、移動距離によって運賃が加算されますから、遠方になるほど高額になります。例えば、東京都内での配送であれば配送料2,200円になります。

したがって、直接引き渡しでなければ、0円で譲ると配送料の分がマイナスになってしまいます。最低価格0円からのジモティーだからこそ成立する取引といえます。

ヤマトホームコンビニエンス:らくらく家財宅急便

メリット③:価格を自分で決められる

ジモティーの出品価格は、0円か有料にするのかを自分で自由に決めることができます。状態の良いものは有料で売ることも可能です。価格を決める際の注意点として、ジモティーでは最初に設定した価格を上げることを禁止しています。そのため、ジモティーやリサイクルショップなどの市場価格を調べておくことも大切です。

それに対して、価格を下げてあらたに設定することができます。ジモティーのスマホブラウザ版では、30%以上値下げするとバーゲンセール専用リストに表示されますから、戦略的に価格を考えていくのも買い手が見つかりやすいといえます。

 46V型 液晶テレビの売却事例

●パナソニック 46V型 液晶テレビ ビエラ TH-46PZ800

●価格 5,000円

このテレビは2008年製ですが、地上デジタルチューナーを搭載しているので、地上・BS・CSも視聴することが可能です。プラズマならではのクリアな映像を実現しています。洗剤でのクリーニング済みですが、古いテレビのため、擦れ傷や小さい傷、落としきれない汚れがあります。

取引条件として、日時・場所を指定しています。手数料・登録料・配送料ともに0円なので、価格が5,000円で売却すると、手元にそのまま残ります。ジモティーでは、価格を自由に決められるので、自分が納得する取引ができることがメリットなのです。格安にすることで、早く処分できることがメリットといえるでしょう。

最後に

本記事では、テレビの処分方法7選とそれぞれのメリットについてご紹介しました。不要になったテレビがまだ使えるなら、廃棄するよりもジモティーを利用してお得に売却するのも1つの方法です。ぜひ、気軽にジモティーで出品してみてはいかがでしょうか。

この記事の投稿者
ジモティー編集部

ジモティー編集部

「地元の掲示板」ジモティーが運営するオウンドメディアの編集部です。自宅の粗大ゴミや不用品、いらないものの処分・有効な活用方法について、便利なやり方・情報をお届けします。