【2022年最新】ピアノの正しい処分方法7選
2021年10月28日使わなくなったピアノの処分を考えるとき、どのような方法があるのか分からないという方は案外多いのではないでしょうか。本記事では、ピアノの正しい処分方法7選にくわえて、お得な売却処分や高く売るコツもご紹介しますので、参考にしてみてください。
ピアノを処分する際に確認しておくべきこと
ピアノをいきなり処分する前に、まずはお持ちのピアノのサイズや種類について確認しておきましょう。
【まず確認】処分するピアノの種類やサイズ
処分するためには、運び出しの作業が必要になるので、ピアノの種類やサイズ、重量を確認しましょう。ピアノには大きく分けて2種類あります。グランドピアノやアップライトピアノといったアコースティックピアノと電子ピアノです。
ピアノの種類とサイズの目安を以下に示します。
●グランドピアノ:幅150前後×奥行149~227×高さ100前後、255~410kg
●アップライトピアノ:幅147~156×奥行60~68×高さ121・131cm、210~275kg
●電子ピアノ(88鍵盤):幅147~156×奥行42~62×高さ140前後、38~84kg
ヤマハ:グランドピアノのサイズ、アップライトピアノのサイズ、電子ピアノのサイズ
ピアノの搬出方法
搬出方法は、ピアノの種類で異なります。グランドピアノの場合、本体・脚部分・ペダルに分けますが、アップライトピアノや電子ピアノは完成品の状態になります。
ピアノの重量は200kgを超えるものが多く、大人2人であっても運び出しは困難です。特にグランドピアノは分解が必要ですから、専門業者でなければ壊してしまう可能性が高くなります。処分するためには、ピアノ専門の運送業者に依頼しましょう。
ピアノは自治体で回収してもらえない
ピアノは多くの自治体で適正処理困難物として指定されており、購入店などに引取りを依頼・相談することを推奨しています。ただし、電子ピアノを粗大ゴミとして処分できる自治体があります。
例えば、大阪市では電子ピアノを1台1,000円で回収をおこなっています。他にも、東京都大田区では2,000円です。自治体が粗大ゴミとして回収できる品目には限りがあるので、電子ピアノが対象になっているかをお住まいの地域の自治体ホームページで確認してください。
大阪市:品目別収集区分一覧表、大田区:粗大ゴミ品目一覧
【知っておくべき】ピアノの正しい処分方法7選
ピアノはサイズが大きく重量があるため、できるだけ手軽に手間なく処分したいと思う方も多いでしょう。ここでは、ピアノの正しい処分方法7選をご紹介します。それぞれのメリットも説明しますので、最適な処分方法をみつけてください。
①新しく購入する販売店で回収してもらう
買い替えにともなって処分する場合は、新しく購入する販売店で、下取りもしくは引き取りサービスを利用することもできます。しかし、電子ピアノの下取りや引き取りには対応していないことが多いです。購入の際に下取りや引取りが可能か、手数料の有無も含めて確認しましょう。
メリット:搬入と回収が同日にできる
新しいピアノの搬入と不要になったものの処分が同日にできます。購入するタイミングで処分できるので、連絡や日程調整などの手間が軽減できます。自分で移動させたり販売店まで運搬する必要がありません。
②電子ピアノは粗大ゴミとして処分する
電子ピアノであれば、自治体によって粗大ゴミとして処分することが可能です。まず、「粗大ゴミ受付センター」に電話あるいはインターネットで申し込みます。処理手数料が決まったら、金額分の「粗大ゴミ処理券」を貼って最寄の指定場所へ運搬します。
粗大ゴミ処理券の購入方法と注意点
粗大ゴミ処理券は、「有料ゴミ処理券取扱所」の標識のある店舗、スーパー、コンビニなどで購入することが可能です。粗大ゴミ処理券を購入すると、使わなかったからといって返品はできないので注意が必要です。
メリット:処分費用が安い
自治体で粗大ゴミとして処分すると、処分費用が安い点がメリットです。自治体によって費用は異なりますが、先述した大阪市や東京都大田区のように1,000円~2,000円で回収してもらうことができます。
メリット:収集・運搬費用が不要
この方法では、収集・運搬費用がかからず処理手数料のみで済ませることができます。電子ピアノを積めるサイズの自家用車を所有し、一人で積み下ろしができない場合は人員を確保できる方におすすめです。
③不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼する方法では、収集・運搬から処分まですべて任せることができます。さらに、ピアノ以外にも粗大ゴミや不用品があれば、まとめて回収してくれるので便利です。しかし、単品の回収が高額になりやすい点で、処分費用を少しでも抑えたい方には不向きな方法ともいえます。依頼する際には、見積もりをとって費用を検討することが大切です。
メリット:回収までがスムーズ
即日あるいは希望日時で回収してもらうことができます。そのため、処分を急ぐ場合や忙しく時間調整が難しい場合でも、スケジュールの調整に融通が利きます。単品であれば短時間で済ませることができます。
④リサイクルショップを利用する
リサイクルショップは、幅広いジャンルに対応しているので、状態の良いピアノであれば、リサイクルショップで引き取ってもらうことも可能です。ただし、業者によって価格が大きく異なるので、高額なピアノでも査定価格が思った以上に安くなってしまうこともあります。
メリット:処分費用が不要
リサイクルショップで引き取ってもらえば処分費用が不要になります。しかし、基本的にピアノを自分で持ち込まなければいけないので、運搬費が必要になることもあります。無料の出張買取サービスをおこなっている業者を選ぶと、処分費用も運搬費も節約できるでしょう。
➄ピアノ専門買取業者に依頼する
ピアノに特化した買取業者に依頼するのも1つの方法です。専門店であれば、ピアノに関する専門的知識をもったスタッフが対応してくれます。そのため、総合的な買取業者よりも高値で買い取ってもらえる可能性があります。メーカーや製造年数によっては買い取ってもらえない場合もあるので、まずは電話や見積もりを依頼し、確認しましょう。
ピアノ専門買取業者には、以下のような会社があります。
*ヤマハ株式会社が100%出資するヤマハ中古ピアノ専門会社として、ピアノ査定、ピアノ買取、引き取り、下取りおよびリニューアルピアノの販売をしています。メーカー名・品番・製造番号・状態で、無料の査定ができます。また、運搬費込みで査定額を提示してくれるので、総額料金がわかりやすいので安心です。ただし、電子ピアノは対象外になります。
*年間約3.3万台以上の買取実績があり、日本国内のピアノ買取台数1位のピアノ専門業者です。査定は、電話またはインターネットの査定フォームでおこない、メーカー名、機種名、製造番号、ペダルの本数を伝えます。古くても傷があっても買取が可能です。なお、査定料や運搬費は無料です。
メリット:処分費用や運搬の手間が不要
買い取ってもらうことができれば、処分費用が不要になります。さらに、お金をもらうことも可能です。また、運搬専門スタッフが収集・運搬をおこなってくれるので、ピアノの処分でネックになる運搬に悩まずに済みます。ただし、運搬費が高額になる場合もあるので、見積もりでの確認が必要です。
⑥フリマアプリを利用する
フリマアプリに出品して、売却する方法もあります。人気のアプリがあるので試してみるのもよいでしょう。美品であれば、買取価格よりも高く売れることも可能です。ただ、ピアノに関するを詳しい説明や必要な画像をアップロードが必要です。さらに、買い手がつくと、自分で梱包や配送に手間と時間がかかります。
メリット:処分費用が不要
ピアノが売れれば、処分費用が不要になり収入につながることもあります。しかし、フリマアプリはお手ごろな価格での取引きが多いため、希望する価格で売れないケースもあります。より多くのお金を手元に残すために、高額なピアノの配送料で赤字にならないようしましょう。
⑦ピアノを必要とする個人に譲る
知人や友人といった近くに住んでいる人に譲って、使ってもらうのもよいでしょう。不要になったピアノも、他の人には用途があるからです。なかなか譲り先が見つからないというときには、掲示板サイトで、近隣でピアノを必要とする人を探すことも可能です。
メリット:一切の費用がかからない
個人に譲る場合は、処分にかかる費用が不要です。実際に引き取りに来てくれたり、譲り受けた人が運搬費を負担してくれれば、一切の費用をかけずに処分できます。また、掲示板サイトでは、譲るだけでなく金額を設定しているケースも多いです。処分費用をかけずにお金をもらうことも十分可能です。
【業者に依頼する場合】ピアノを廃棄するならどんな業者を選ぶと良いか
廃棄を前提に業者を探されている方もいらっしゃるかと思います。ピアノの廃棄を業者に依頼するためには、どのような基準で選べば良いのでしょうか。処分費用などトラブルがないようにしたいものです。ここでは、ピアノの廃棄処分を依頼する業者選びのポイントを紹介します。
①一般廃棄物処理業の許可がある業者を選ぶ
家庭から出るゴミは、すべて一般廃棄物です。一般廃棄物を収集・運搬・処分するためには、法律に基づく一般廃棄物処理業の許可が必要になります。不用品回収業者の中には、無許可で一般廃棄物の収集を行っている業者が存在します。無許可の業者とは、市町村の一般廃棄処理業の許可を取得していない、または市町村の委託を受けずに回収している業者であることを指しています。
以下の許可では、家庭からの不用品を回収することは違法になります。
●産業廃棄物の許可:事業活動から出る廃棄物(廃プラスチック類など20種類)処理の許可
●古物営業の許可:古物の売買または交換のための営業許可
●一般貨物運送事業の許可:貨物を運ぶことを仕事とする許可
環境省:廃棄物の適正処理案内ページ
②料金設定が明確になっている業者を選ぶ
不用品回収業者の料金設定は、一定の基準があるわけではないので、業者によってさまざまなプランがあり、料金にもばらつきがあります。
ピアノ1点の回収であれば、品目ごとの料金設定があるか、その際に回収料金以外に必要な料金にはどのようなものがあるのかなどが明記されているかを確認しましょう。自転車の他にも処分を依頼する場合も、パックプランの詳細が分かることが重要です。料金設定が曖昧で、一見して分かりにくいようなら避けるべきでしょう。
③請負業者賠償責任保険に加入している
請負業者賠償責任保険に加入しているかどうかも確認しておきたいです。ピアノを運搬する際、何らかのアクシデントで壁や家具などに傷がついたり、壊れたりする可能性がないとはいえません。
万一のトラブルにも賠償してもらえるよう、保険に加入している業者を選びましょう。HPに保険加入の記載がなければ、問い合わせや見積もりの際に、確認することをおすすめします。もしも保険に加入していない場合、補償を受けられないので注意しましょう。
【廃棄するよりお得な方法も】ピアノを処分するなら売却がおすすめ
ピアノの処分を考えるとき、まだ十分に使えるのであれば、捨ててしまうのはもったいないです。そんな時は、中古品として売却することもひとつの選択肢になります。たとえ不用品でも、誰かが使うことで価値あるものとして活用されるのです。処分のための費用や時間、労力の面でも、中古ピアノは売却が断然お得です。また、ゴミを増やさずに不用品を繰り返し使うことができれば、自然環境の負担を抑えることに貢献できます。
また、せっかく売るなら少しでも高く売りたいと思う方も多いでしょう。売却前に手間をかけるだけで、さらに価値が高まるのです。ピアノを少しでも高く売るためのコツについても紹介していきます。
高く売却するコツ①付属品を揃えておく
購入した際に付いていた付属品はできるだけ揃えておきましょう。ピアノの付属品には、ピアノカバー、鍵盤用カバー、イス、インシュレーター(振動カットや耐震機能を備えた静音パッと)があります。
電子ピアノの付属品は、取扱説明書やメーカー保証書、イス、ヘッドフォン、譜面立て、電源ケーブル、ペダル、ソフトケースも揃えておきます。中古品であっても、できるだけ新品に近い状態にしておくことが、少しでも高く売ることにつながります。
高く売却するコツ②できるだけ汚れを取り除く
中古品は、使用感がどうしても気なるものです。少しでも高く売るためには、見た目の状態も重要になるので、可能な限りきれいにしておきましょう。ピアノの塗装面や鍵盤は、専用クロスで拭きましょう。鏡面ツヤだし塗装の場合は、指紋など汚れをピアノ塗装面専用クリーナーを使うときれいになります。
高く売却するコツ③演奏に支障がないか確認しておく
ピアノを売るために最も重要なポイントが、演奏に支障がないことです。特に、長い間使っていないピアノの場合は注意が必要です。アコースティックピアノの場合は弦がサビて切れてしまっていることもあります。鍵盤の動きが悪い場合は湿度の影響もあります。また、ペダルの機能が正常かどうかもチェックしましょう。電子ピアノは、接触不良がないか動作確認しておきましょう。
【ピアノの売却処分を検討するなら】ジモティーがおすすめ
売却を検討している方に特におすすめなのが、株式会社ジモティーが運営する「地元の掲示板」サイト:ジモティーです。特に人気なのが「売ります・あげます」のカテゴリーで、日本全国地域ごとの不用品の譲渡・売買情報を掲載しています。地元の有益情報を掲載していることから、各自治体など多くの人から支持されているのです。
美品から訳あり品まで、さまざまな状態のピアノがお得な価格で出品されています。全国版から地方版まで利用者が多いため、出品したピアノを見てもらえる機会が増え、買い手が見つかる確率もアップします。
メリット①:手数料が無料で実質コスト0円も可能
ジモティーは、出品者と購入者が直接会って現金の受け渡しをすると売買成約時の手数料がかかりません。登録料も無料ですから、実質コスト0円が可能となります。リサイクル料金や収集・運搬費を考えると、無料で譲ってもコスト0円であればお得な処分方法といえます。もし、ジモティーサイト内で売れれば、すべて利益になるというわけです。
アップライトピアノの売却事例
●YAMAHA アップライトピアノ UX
●価格 268,000円
ヤマハのハイグレード仕様で、ベストセラーになったUXシリーズのアップライトピアノ。付属品にはキーカバーとインシュレーターが付いています。本体の状態は「脚に傷多め・鍵盤そば右寄りに当て傷・下側のパネル右下に引っ掻き傷・その他」で、ピアノクリーニングなどメンテナンスが施されています。
このピアノは、製造年1978で約50年前のものです。1970年代のヤマハアップライトピアノの買取価格は、0〜10万円ですが、UXシリーズでは135,000円から最高350,000円の価格がつきます。買取価格の中央値242,500円ですから、25,500円高く売却したことになります。搬出や運送にかかる費用は購入者が負担し、ジモティーでは手数料がかからないので、268,000円をそのまま手元に入ります。
参考:ピアノ買取センター
メリット②:直接引き渡せるので運搬の手間がない
ジモティーは地域を限定しているので、主に地元の人との取引きになります。直接手渡しすることで、運搬の手間がありません。ピアノの運搬には梱包が必要で、ピアノが入る箱を入手することが難しいことから厚手の布や段ボールを巻きつけるなど、非常に面倒な作業がともないます。運搬や梱包の手間が不要になれば、そのための費用もかからないのでお得になります。
電子ピアノの売却事例
●YAMAHA 88鍵電子ピアノ クラビノーバ CLP-156
●価格 15,000円
クラビノーバ CLP-156は1994年に発売された機種です。電子ピアノは発売から9年以上になると、買取価格が付かないこともあります。クラビノーバCLPシリーズは人気が高く、現在でも中古販売されています。
ピアノ買取センターによると、買取価格はCLP-130: 約9,000円、CLP-220:買取相場: 約12,000円ですから、 CLP-156であれば約10,000円ほどになります。この事例では、15,000円で売却されていますから、買取価格より約5,000円高く売れたわけです。搬出や運送にかかる費用は購入者が負担し、ジモティーは手数料がかからないので、15,000円すべて手元に入ります。
参考:ピアノ買取センター
メリット③:価格を自分で決められる
ジモティーの出品価格は、0円か有料にするのかを自分で自由に決めることができます。状態の良い冷蔵庫は有料で売ることも可能です。価格を決める際の注意点として、ジモティーでは最初に設定した価格を上げることを禁止しています。そのため、ジモティーやリサイクルショップなどの市場価格を調べておくことも大切です。
それに対して、価格を下げてあらたに設定することができます。ジモティーのスマホブラウザ版では、30%以上値下げするとバーゲンセール専用リストに表示されますから、戦略的に価格を考えていくのも買い手が見つかりやすいといえます。
アップライトピアノの売却事例
●KAWAI アップライトピアノ 調律済み
●価格 40,000円
カワイの鏡面仕上げアップライトピアノにレトロな雰囲気の丸椅子が付属されています。画像から、カワイの定番機種のBLシリーズと思われます。製造時期は、1970年代半ばから後半です。中古ピアノは、年式にかかわらず、日頃から調律されているなど整備されているかが重要です。このピアノは、調律されているので演奏に支障がないことが明確になっています。
搬出や運送にかかる費用は購入者が負担し、ジモティーは手数料がかからないので、売却価格40,000円がそのまま手元に入ります。信頼あるメーカー品とはいえ、このように古いタイプのピアノが40,000円で売却できるのは、個人間での売買を特徴とするジモティーならではといえます。
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最後に
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