旧高知市民図書館の閉館時にいただいたものです。裏表紙カバーに「リサイクル図書」のシールが貼られています。(写真③) 見返し部分に貸出カードが貼られています。(写真⑤) 30年以上前の発刊です。全体的にくすみがあります。 『銀河英雄伝説(全10巻)』 田中芳樹:著 徳間書店 1990~1993年 縦:17.5cm 横:11cm 厚さ:10冊で16.5cm 第1巻 黎明編 ペンネームを李家豊から田中芳樹に改めた氏が、ここに決意も新たに本格的なスペース・オペラを書下した。学習院のドクター・コースに在籍し、明治文学を研究する氏の流麗にしてかつダイナミックな文体が、広大無辺な宇宙を舞台に創造の翼を拡げた本篇は、必ずや読者を魅了しつくすことであろう。 宇宙暦八世紀、人類は宇宙において二つの勢力にわかれていた。帝国と、それに反旗をひるがえす同盟と、その両者の中間にある貿易国家のフェザーンとにである。微妙なバランスを保っていた三者の勢力が、帝国に出現した天才的戦略家ラインハルトによって、いまくずされようとしていた。彼は二万隻の艦隊を率いて遠征の途に上ったが、それを迎える同盟軍のなかに彼の終生のライバルとなるヤン・ウェンリーがいた。ふたりはアスターテにおいてはじめてその智謀をきそうが……。壮大な規模で展開する本格スペース・オペラ。 序章 銀河系史概略 第一章 永遠の夜のなかで 第二章 アスターテ会戦 第三章 帝国の残照 第四章 第一三艦隊誕生 第五章 イゼルローン攻略 第六章 それぞれの星 第七章 幕間狂言 第八章 死線 第九章 アムリッツァ 第十章 新たなる序章 第2巻 野望篇 前作『銀河英雄伝説Ⅰ』において、勇壮にして流麗なロマンの世界を構築した田中芳樹が、読者の熱い要望に応え、ついにシリーズ第二巻目を書下した。全十巻で完結する全体の構想のため執筆が遅れたが、今後は逐次書下していく予定。銀河宇宙を舞台に展開する壮大なスペース・オペラに、乞う御期待! 銀河帝国の若き野心家ラインハルトは、皇帝の死を契機に、宇宙を支配せんとする己の野望の第一弾として、彼に反目する貴族たちの勢力を一挙に壊滅せんと図っていた。ところが、気になるのは、自由惑星同盟にあってつねに彼の眼前にたちふさがるヤン・ウェンリーのことであった。ラインハルトは、ヤンの動きを封じるため同盟内に内乱を起こすべく計画をたてる。しかし、軍事要塞イゼルローンにいるヤンは、そんなラインハルトの心中を明確に読んでいた。はたしてラインハルトの作戦は成功するか、そしてヤンは――!? 第一章 嵐の前 第二章 発火点 第三章 ヤン艦隊出動 第四章 流血の宇宙 第五章 ドーリア星域の会戦 第六章 勇気と忠誠 第七章 誰がための勝利 第八章 黄金樹は倒れた 第九章 さらば、遠き日 第3巻 雌伏篇 近代文学を専攻する田中芳樹の蔵書は、数千冊を超える。そのうち、マンガが約千冊あるというのが他の研究者と違うところだ。気分転換に読むために購入しはじめたのだが、ついにこの冊数までになってしまった。今は、八年間の大学院生活にピリオドを打ち、休む間もなく第四巻目の執筆にとりかかっている。 貴族連合軍との内乱に勝ったラインハルトは、帝国内の実質的支配者としての地歩をかためつつあった。そんなある日、ラインハルトのもとに、ヤンのいるイゼルローン要塞攻略の計画がもちこまれた。それは、貴族連合軍との決戦場となったガイエスブルク要塞をワープによってイゼルローンの前面にまで運ぶというものであった。そしてついに、要塞対要塞の戦闘になったのだが、このときヤンは、イゼルローンを離れ、首都ハイネセンに召喚されていた。ヤンははたしてイゼルローンを守りきれるか!? 好評シリーズ第三弾! 第一章 初陣 第二章 はばたく禿鷹 第三章 細い一本の糸 第四章 失われたもの 第五章 査問会 第六章 武器なき戦い 第七章 要塞対要塞 第八章 帰還 第九章 決意と野心 第4巻 策謀篇 本書を執筆中に、田中芳樹は右手の人差し指を怪我した。幸いにもたいしたことはなかったが、執筆のスピードが大幅に落ち、本書の後半は指に包帯をしたまま書きあげた。これからは、食事と原稿の執筆以外はできるだけ左手を使うようにするとの決意も新たに、さっそく第五巻にとりかかっている。 これまで、宇宙は帝国と同盟とフェザーンとの勢力バランスによって微妙な均衡をたもっていたが、今、フェザーンによってその力関係が決定的に崩されようとしていた。フェザーンは力を失いつつある同盟を見捨てて、帝国のラインハルトに荷担することを決意したのだった。彼らは帝国に潜入し、皇帝を誘拐したうえ、同盟に亡命させる計画をたてた。そしてそのことを、ラインハルトは容認した。ここに、帝国とフェザーンとの密約がなったのだが、ひとり同盟だけは何も知らずにいた。この危機に、はたしてヤンは……!? 第一章 雷鳴 第二章 迷路 第三章 矢は放たれた 第四章 銀河帝国正統政府 第五章 ひとつの出発 第六章 作戦名「神々の黄昏」 第七章 駐在武官ミンツ少尉 第八章 鎮魂曲への招待 第九章 フェザーン占領 第5巻 風雲篇 『銀河英雄伝説』がついに五巻を数えた。全十巻、五千枚余の構想のなかで、折り返し点にきたわけだが、読者の圧倒的な支持を受け、田中芳樹も意気盛ん。原稿執筆のスピードも増し、残り五巻も宇宙を舞台に気宇壮大な叙事詩を描いてくれるであろう。魅力的な登場人物たちの運命を、読者とともに見守りたい。 フェザーンを征服したラインハルトが、宇宙を統一すべく同盟へ向けて進攻する年が明けた。そのラインハルトに敵対できるのは、弱体化した同盟軍の残存勢力のなかで、唯一イゼルローン要塞にあるヤンの艦隊だけであった。過去の幾多の戦いでも、ひとりヤンだけがラインハルトに苦杯を飲ませてきた。今度こそ決着をつけるのだ。ラインハルトの決意は固い。ヤンに勝たぬかぎり、宇宙を完全に征服したことにはならないのだ。ラインハルトの大艦隊を迎え、ヤンは一個艦隊で智謀の限りを尽くす。両雄の全面対決の結果は……!? 第一章 寒波到る 第二章 ヤン提督の箱舟隊 第三章 自由の宇宙を求めて 第四章 双頭の蛇 第五章 暁闇 第六章 連戦 第七章 バーミリオン 第八章 死闘 第九章 急転 第十章 「皇帝ばんざい!」 あとがき 第6巻 飛翔編 本編『銀河英雄伝説』⑥の執筆が終ると“外伝”の連載が始まり、その間隙にSF大会に出席、講演と多忙の日々にある田中芳樹である。頭の中は、遥か銀河系の彼方で繰り広げられる若き獅子たちの構想で一杯だが、熱読者の要望に応えて年間二冊のペースを保持し、そこに登場する英雄たちは更に光芒を放つだろう。 宇宙暦七九九年、ラインハルトはローエングラム王朝の初代皇帝の地位についた。二三歳の若き専制君主の誕生である。宿敵ヤン・ウェンリーとの戦いで発揮されてきた冷徹な野心と智謀が、その覇業を成し遂げたのだ。「新銀河帝国ばんざい!」の歓呼が轟くなかで、新内閣のメンバーが発表されると、その栄光の極みにいる新皇帝の結婚問題が取沙汰された。そんな折り、ラインハルトはキュンメル男爵家の当主で、ヒルダの従弟・ハインリッヒを訪れた。束の間の平和が帝国を包んでいるかにみえたが……待望の第六巻! 序章 地球衰亡の記録 第一章 キュンメル事件 第二章 ある年金生活者の肖像 第三章 訪問者 第四章 過去、現在、未来 第五章 混乱、錯乱、惑乱 第六章 聖地 第七章 コンバット・プレイ 第八章 休暇は終りぬ 第7巻 怒涛篇 江湖の好評を博し、物語は終局へのボレロを奏で始めた。目下の原稿枚数三六〇〇枚、主な登場人物一〇〇名、全国に誕生した機関誌六誌。だが、田中芳樹は主人公たる宿命の二人を過去一度しか対面させていない。今や帝国の雄と片や祖国なき放浪者に、作者はどんな運命を刻むのか、固唾をのんで見守るしかない。 「新帝国」の皇帝ラインハルトは、オーベルシュタイン、ミッターマイヤー、ロイエンタールの帝国軍三長官を前にしていた。自由惑星同盟軍を退役し年金生活を送っていたヤン・ウェンリーの監視役レンネンカンプ上級大将が、同盟軍の不穏分子に拉致されあげく自縊した事件の責任を問われたヤンの処遇について、討議するためであった。「予はこの際、ヤン・ウェンリーと同盟政府との間隙を利用し、あの異才を予の麾下にまねきたいと思っている」。ラインハルトの言葉に帝国の中枢はざわめきたつ……。田中芳樹、絶好調の書下し第七弾! 第一章 黄金獅子旗の下に 第二章 すべての旗に背いて 第三章 「神々の黄昏」ふたたび 第四章 解放・革命・謀略その他 第五章 蕩児たちの帰宅 第六章 マル・アデッタ星域の会戦 第七章 冬バラ園の勅令 第八章 前途遼遠 第九章 祭りの前 第8巻 乱離篇 この第八巻執筆を前にして、田中芳樹は新居と同時に仕事場をもった。新居は独身生活にピリオドをうつためである。作品は巻を重ねるごとに読者を魅了し、熱烈な声援をもって次回作を待たれるまでに成長してきた。この《乱離篇》は、構成、内容ともに新たな環境の下で充分な時間をかけた渾身作となり得た! マル・アデッタ星域会戦によって、皇帝ラインハルトはイゼルローン要塞を失陥した。「してやられたか、またしてもあの男に!」自由惑星同盟軍のヤン・ウェンリーの奇略にしてやられたのだった。宇宙暦八〇〇年、新帝国暦〇〇二年の四月二日夜、ラインハルトはふたたびイゼルローン回廊へ征服の一歩を踏み出した。すでにメックリンガー提督は麾下の艦隊を率いて布陣し、ヤン一党の背後を扼している。回廊の前後には壮大な包囲の網が完成していた。両軍とも胸中に最終決戦の炎を燃していた。気宇壮大に描く書下し第八巻! 第一章 風は回廊へ 第二章 春の風 第三章 常勝と不敗と 第四章 万華鏡 第五章 魔術師、還らず 第六章 祭りの後 第七章 失意の凱旋 第八章 遷都令 第九章 八月の新政府 第9巻 回天篇 愈々物語は、あと一篇で終幕を迎える。田中芳樹はいう。「『銀河英雄伝説』は、僕にとってもっとも大切な作品です。これまでも、これからも……」。完結を誰よりも惜しんでいるのは、作者自身に違いない。が、田中芳樹の操舵は感傷を排し、疾風怒濤の港をめざして突き進んでいる。さらに大きな航跡を描いて! 地球教徒の陰謀によって、ヤン・ウェンリーは不帰の人となった……。否応なく、彼の遺髪を継ぐ立場になったユリアン・ミンツは、魔術師の死に涙する暇を許されなかった。一方、畏敬すべき宿敵を失った探求の皇帝ラインハルトは、けだるい発熱に悩まされていた。忠臣たちは、またぞろ皇妃の話題を口にしはじめ、帝国は束の間の憂愁につつまれている。だが、惑星ハイネセンには新領土総督府高等参事官に昇ったヨブ・トリューニヒトが赴任した。「祖国を枯死させたやどりぎめが」とロイエンタールの金銀妖瞳が冷たく光る! 第一章 辺境にて 第二章 夏の終わりのバラ 第三章 鳴動 第四章 発芽 第五章 ウルヴァシー事件 第六章 叛逆は英雄の特権 第七章 剣に生き…… 第八章 剣に斃れ 第九章 終わりなき鎮魂曲 第10巻 落日篇 もしカーテンコールが許されるなら、ラインハルトもヤンも、キルヒアイスもユリアンも、この物語を多彩に豊饒に飾った登場人物たちは、全国の愛読者に感謝の意を表するだろう。そして作者・田中芳樹を囲んで拍手を送るだろう。「銀河英雄伝説」はこれで完結だが、次の大作にむかって、田中芳樹の筆に休みはない! 「皇妃ヒルデガルドばんざい!」――新帝国暦〇〇三年、ラインハルト・フォン・ローエングラムは、身重のヒルダと挙式した。全宇宙を支配する覇者の婚礼にふさわしく、高官たちの祝福の歓声が新帝都フェザーンにひびきわたった。これで無事、皇子が誕生すれば、ローエングラム王朝は平和と繁栄につつまれるはずであった。だが、式も終らぬうちにオーベルシュタインは意外な報告をもたらした。惑星ハイネセンで反国家的暴動の発生! 「吉事は延期できるが、凶事はそうはゆかぬ」ラインハルトは決然と起ち上がった……。 第一章 皇妃誕生 第二章 動乱への誘い 第三章 コズミック・モザイク 第四章 平和へ、流血経由 第五章 昏迷の惑星 第六章 柊館炎上 第七章 深紅の星路 第八章 美姫は血を欲す 第九章 黄金獅子旗に光なし 第十章 夢、見果てたり あとがき
『銀河英雄伝説(全10巻)』田中芳樹 徳間書店 高知 中古あげます・譲りますを見ている人は、こちらの記事も見ています。