40年以上前の発刊です。全体的にくすみがあります。 『鈴木志郎康詩集 現代詩文庫22』 鈴木志郎康:著 思潮社 1980年 第10刷 縦:19cm 横:12.5cm 厚さ:1cm 今日の代表的詩人を網羅した唯一の詩集シリーズ ○既刊詩集・未刊詩篇の全部または殆どを収録 ○主要詩論・エッセイ・自伝などを収録 ○書きおろしの作品論・詩人論を併録 詩における現代文学全集だ■秋山 駿 結局、詩というものが一番良く、時代に抗する精神の輝きを示しているように思う。詩を読むとき、私は一番素直な人間になっている。心を澄まして聴く、というような内的行為がある。自分自身になるために、読む。こんな読書の経験は他の世界では求められぬ。私は、「現代詩文庫」にはずいぶんお世話になった。要するに、これが、ハンディな、詩における現代文学全集だからである。 鈴木志郎康の詩を抱くとバイエルンの笛吹き男を思い出す。町中の子供をさらっていった腹黒き優しさを。バイエルンの笛吹き男を思うと町中のプアプアをさらう志郎康が現れる。彼の詩は決して偏執狂の詩ではない。健忘症の詩でもない。プアプアを相手にクリンチからコーナーラッシュに至るあの顔は、極私というコーナーロープが、彼のプアプアへのニジリ寄りの速さでぶった切れてしまうかもしれぬという「モトもコも」なくしかねない賭けのなかで青ざめている鼻血面だ。唐十郎 月刊<青鰐>から 詩集<新生都市>全篇 詩集<罐製同棲又は陥穽への逃走>全篇 未刊詩篇から 詩論 自伝 作品論 詩人論
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