カバーに破れがあります。(写真③④) 『足跡』 矢沢 宰:著 周郷 博:編 薗部 澄:写真 童心社 昭和52年 11版 縦:21cm 横:19cm 厚さ:1.5cm 《光る砂漠》日記編 新潟県見附市が生んだ詩人・矢沢宰(1944~1966) 。彼は21年の生涯のほとんどを死の影を負った病苦と闘いながら、上北谷小学校、三条養護学校中学部、そして栃尾高校に学び、多くの優れた詩を遺した。 詩よお前は…… 詩よ お前はやがて消えて行く足跡 紙の上から消えて行くぼくの足跡 詩よ 消えて行く悲しみを嘆かないでおくれ お前はぼくの中で生きているのだ ぼくの中にあるかぎり消えはしないのだ ぼくが命を受けたその時から お前はぼくといっしょなのだ そして足跡の消える悲しみよりも 消えることのない永遠の苦しみを ぼくといっしょに背負っているのだ 詩よ 永遠の中にひたろうではないか 悲しみも苦しみもお前もぼくも みんなでひたろうではないか (十六歳の最後の日近く・五月四日) ※配送をご希望の場合、配送料は310円です。 ※複数の購入を検討いただける場合、配送料が変わる可能性がございます。お気軽にお問い合わせください。
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