『骨肉の倫理』石川達三　角川文庫（投稿ID : 1jq96e）

表紙カバーに折れがあります。（写真③） 裏表紙カバーに破れがあります。（写真④） 50年以上前の発刊です。全体的にくすみがあります。（写真⑤） 『骨肉の倫理』 石川達三：著 角川文庫 昭和50年　24版 縦：15cm 横：10.5cm 厚さ：1cm 人間はそのエゴイズムによって、他人に対するよりも、肉親を激しく憎む。むしろ骨肉であるがゆえに憎悪は他人に対する場合よりもさらに激化する。人間のエゴイズムを追求してきた作者が、それなくしては生きられない人間、それは人間を不幸にするという人間性の矛盾、どうにもならない矛盾を骨肉関係の中に定着させる。