カバーの背部分に3mm程度の破れがあります。(写真③) 小口部分に日焼けがあります。(写真④) 40年以上前の発刊です。全体的にくすみがあります。(写真⑤) 『地下室の手記』 ドストエフスキー:著 江川 卓:訳 新潮文庫 昭和48年 8刷 縦:15cm 横:10.5cm 厚さ:1cm フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より 『地下室の手記』は、フョードル・ドストエフスキーの中編小説。1864年、雑誌『エポーハ』(『世紀』)に掲載。「地下室」と「ぼた雪に寄せて」 の二部構成からなる。 主人公の地下人間は、1860年代のサンクトペテルブルクに一人で住む、完全に社会から孤立した公務員である。彼は非常に冷酷で、人間性に対する希望を失っていた。遺産を相続して退職できた。小説は、地下人間が書いた複雑で矛盾した「ノート」から成り立っており、これらのノートは彼の孤独と社会的疎外の状態を説明している。 小説は二つの部分に分かれる。 「地下」:この部分は、地下人間が40歳であった1860年代のサンクトペテルブルクを舞台として、彼の社会に対する敵対的な立場と独自の思想を紹介する。地下人間は自分を、病んだ悪人で、醜いと自認し、苦しみが知性から来ていると考えていた。現代社会の功利主義を軽蔑し、人々の自由意志の欲望が、利益に合うかどうかに関係なく現れると主張する。これは、彼の苦痛に対する快楽を求める行動も説明する。 「雨の降る夜」:この部分は、地下人間が1840年代、24歳の時の生活を描いており、第一部の抽象的な思想の実例を示す。第一部との対比により、彼が若い頃から成熟し、皮肉的な視点に移行したことがうかがわれる。この部分では、彼のさまざまな人々との関わりと疎外感を描写している。兵士たち、旧友たち、そして売春婦との複雑な関係について触れる。 地下人間は、リザという名前の売春婦を救うために感動的なスピーチを行うが、リザが彼に対する同情と軽蔑の理由を理解した結果、彼を軽蔑し侮辱し続ける。リザは傷ついた状態で地下人間を置き去りにする。小説の終わりに、ドストエフスキーは、地下人間がこの単純な決断さえもできなかったことを明らかにし、ノートが中断された地点からはるかに多くのページが存在すると述べている。 ※配送をご希望の場合、配送料は180円です。 ※複数の購入を検討いただける場合、配送料が変わる可能性がございます。お気軽にお問い合わせください。
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