表紙カバーに折れがあります。(写真③) 小口部分に日焼けがあります。(写真④) 50年以上前の発刊です。全体的にくすみがあります。(写真⑤) 『沈める滝』 三島由紀夫:著 新潮文庫 昭和48年 13刷 縦:15cm 横:10.5cm 厚さ:1cm 天性の美貌と優れた頭脳、祖父の遺産に恵まれた若きエリート、城所昇は、恋愛を虚妄と捉え、一夜限りの逢瀬を重ねてきた。だが人妻顕子との邂逅から、昇は新たな道へと足を踏み出す。豪雪に閉ざされるダム現場での越冬。交わしあう手紙。そして、顕子との再会の日が近づいてくる――。愛は人工的に創り得るかというテーマに挑んだ、三島文学上の重要作品。 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より 『沈める滝』は、三島由紀夫の長編小説。原題は旧漢字の『沈める瀧』である。愛を信じないダム設計技師が建設調査の冬ごもりの間、或る不感症の人妻と会わないことで人工恋愛を合成しようとする物語。ダム建設を背景にした一組の男女の恋愛心理の変化を軸に、芸術と愛情の関連を描いた作品である。人間を圧倒する超絶的な自然環境の中で推移する男の心理、やがてダムによって沈む小さな滝に象徴される女、人間主義的な同僚との絡み合いを通じ、冷徹な物質の世界と感情に包まれた人間の世界との対比や、社会的効用主義に先んずる技術者(芸術家)の純粋情熱が暗喩的に描かれ、自然と技術(芸術)との相互関係が考察されている。 1955年(昭和30年)、雑誌『中央公論』1月号から4月号に連載され、同年4月30日に中央公論社より単行本刊行された。文庫版は1959年(昭和34年)8月25日新潮文庫より刊行された。 ※配送をご希望の場合、配送料は180円です。 ※複数の購入を検討いただける場合、配送料が変わる可能性がございます。お気軽にお問い合わせください。
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