表紙に折れがあります。(写真③) ページ隅に数か所の折れがあります。(写真④) 40年以上前の発刊です。全体的にくすみがあります。(写真⑤) 『侏儒の言葉・西方の人』 芥川龍之介:著 新潮社 昭和56年 23刷 縦:15cm 横:10.5cm 厚さ:0.7cm 剥き出しの狂気。鬼才・芥川の遺稿となった表題作を含む四編を収録。 眠りは死よりも愉快である。少くとも容易には違いあるまい――。鋭敏な頭脳と表現力を無尽に駆使し、世に溢れる偽善や欺瞞を嘲る。死に取り憑かれた鬼才の懐疑的な顔つきと厭世的な精神を鮮烈に伝えるアフォリズム(「侏儒の言葉」)。自らの人生を聖者キリストに重ね、感情を移入して自己の悲しさ、あるいは苦痛を訴える(「西方の人」)。自殺の直前に執筆された芥川文学の総決算。 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より 『侏儒の言葉』は、芥川龍之介の随筆・警句集。大正12年(1923年)から、芥川自殺の年である昭和2年(1927年)にかけて書かれた。また、文藝春秋社の雑誌に、1923年1月号から1925年11月号にかけて連載された。なお、1939年(昭和14年)に軍人を侮辱しているという理由で次版改訂の処分を受けている。題名の「侏儒」とは体の小さい人、また知識のない人の蔑称。また俳優の異称でもある。 芥川の晩年の作品として有名。月刊誌『文藝春秋』に1923年(大正12年)1月から毎月のように巻頭を飾った(「作家」まで)。「弁護」以下「或夜の感想」までは、遺稿として同誌の1927年(昭和2年)9月号に掲載された。アンブローズ・ビアスの「悪魔の辞典」に影響を受けた作品とされる。ちなみにビアスを最初に日本に紹介したのは芥川だった。またアナトール・フランスの「エピクロスの園」を土台に作られた作品とされる。 ※複数の購入を検討いただける場合、配送料が変わる可能性がございます。お気軽にお問い合わせください。
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