【福岡開催】無料教育講演・相談会（不登校・高校中退生、転校等） （投稿ID : 74iiw）

【日時】　　2017年11月11日(土)　１３：００～１６：００
【会場】　　アクロス福岡　602号室
（西鉄　天神駅から徒歩約１０分、地下鉄空港線　天神駅から徒歩約３分）
【住所】　　福岡市中央区天神1丁目1番1号
【参加費】　　無料
【事前申込】　　不要
【主催】　　北星学園　余市高等学校
【後援】　　余市町、余市町教育委員会、福岡市教育委員会


◇北星学園　余市高等学校の特徴

北星学園は、北星学園大学等を有する総合学園で、余市高等学校は、北海道にある全日制普通科の男女共学の高校です。
全国のﾏｽｺﾐ関係者や教育関係者に支えられて、日本で初めて「高校中退者も受け入れよう」と決意した学校です。昨年２月に、TBS　JNN報道特集「北星余市高校を存続させたい」において特集されました。

１．北星余市の教育の本質

学校教育は、大きく「教科指導の分野」と「生活指導の分野」に分類できますが、生活指導分野に類する「子供達が社会の中で生きる力」に重点を置いています。
「子供達が社会の中で生きる力」は、１年間の学校生活、特に、全ての学校行事（入学式、１年研修会、強歩遠足、弁論大会、夏・冬期スポーツ大会、学園祭、修学旅行、予餞会、卒業式等）を生徒会が主催し、生徒達の主体的な取り組みの中で大きく成長します。

２．新入生にとっての１年研修会と強歩遠足とは

毎年、１年研修会は大いに盛り上がります。
集団ゲームに熱中する中で、今まで知らなかった生徒同士の会話が生まれてくるのです。
これは学校での正しい人間関係を創り上げていく第一歩になります。
そして次は強歩遠足です。１年生にとっては最初のクラス活動となり、クラスの団結を表すために旗やのぼりを作ります。
生徒達は３０km、５０km、７０kmの各コースに挑戦します。
完歩した時、その苦しみを乗り越えて達成感を味わうことが、子供たちの自信につながる重要な意味をもった行事なのです。

３．「北星余市」に於ける弁論大会の意味

弁士は弁論を仕上げる過程で、自分の成長を認識し、自分の家族関係を見直し、人生の１つの総括をすることにもなり、また、多くの聴衆の前で自分をさらけ出すという大きな勇気が必要となります。
聴衆は弁士の体験を、自分の体験と照らし合わせながら共感し、考えます。
北星余市の弁論は、単に自分の意見発表の場ではなく、弁士と聴衆が、自分の人生を考える上での重要な契機になるのです。

４．学園祭と生徒会執行部

２学期に入ってすぐ、生徒会執行部は学園祭の準備に入り、その姿を見て徐々に３年生から各クラスの準備が始まっていきます。
上級生のそういう姿を見て１年生は、学園祭のイメージをふくらましていくのです。
学園祭の主なイベントは、クラス対抗の合唱とクラス企画です。
北星余市の学園祭は、生徒の成長を具体的に見ることができる行事でもあり、また生徒会の活動の集大成でもあります。
１年生は、３年生の「すごさ」に感心し、２年生は来年こそは、と思うのです。
行事を、生徒会執行部が主催するということは、本校の行事のあらゆる部分の前面に立って、楽しく頑張っている姿を、下級生は目の当たりにするわけです。それに多くの生徒があこがれ尊敬するのです。

５．寮下宿と生徒の教育力

北星余市での教育の重要な部分に、「生徒の教育力」があります。
生徒は行事を通じて生徒会執行部の生徒の姿を見ます。
その生き生きとした姿は、下級生にとって一つの目標になります。
それと同じ様に、寮・下宿の中での上級生の姿が目標になります。
上級生は、自分が入学した時の寂しさや幼さを覚えています。
そして、その当時の自分と今の自分の違い、成長の軌跡を知っています。
これは、不登校の生徒も出校するようになる重要な契機の一つになっています。
朝一斉に下宿の生徒が学校へ行く雰囲気は、自然に不登校生にも学校に足を向かわせる力になっているのです。
この「生徒の教育力」が、北星余市の教育を陰で支えているといっても過言ではありません。

６．子供と親が共に歩む高校生活
多くの親達も、入学式、強歩遠足、弁論大会、学園祭、卒業式等のあらゆる行事に全国から集まってきます。
何故、こうも遠いい北海道の余市に親達が集まってくるかは、人其々の思いもありますが、「いじめ、不登校、高校中退など、身内も含めて相談できる相手がいないけれども、北星余市に来ると、何でも話せる。」という、ある母親が発した言葉に象徴されている様に、独りで諸々の悩みを抱え込んでいる方々が忌憚なく話せる場があり、親同士で励まし合う場なのです。


□教育相談会のお問い合わせは、以下の通りです。

北星学園余市高等学校　入試委員長　田中教頭
Email : hirano@hokusei-y-h.ed.jp
TEL ： 0135-23-2165　／　FAX ： 0135-22-6097
〒046-0003　北海道余市郡余市町黒川町19丁目2−１
URL: http://www.hokusei-y-h.ed.jp/