写真現物の販売です。写真撮影日は2024/10/29です。 注)植物ですので、状態は日々変化します。最新の状況を知りたい場合は、ご購入前にコメントください。 ------------------------------- 関東地方以西の本州、四国及び九州を原産とするモチノキ科の常緑樹。林内や林縁に見られるが、山の尾根など乾燥地した場所に多い。柄の長い葉が風に揺れて音を立てる(=そよぐ)ことから、ソヨゴと命名された。ソヨゴの開花は6~7月頃。その年に出た葉の脇から花茎が伸び、小さな目立たない花を咲かせる。雌雄異株だが雌雄とも白と薄い黄緑色。雄花の柄は長さ1~2センチで3~8輪が集まって咲き、雌花の柄は3~4センチとより長い。雌花は普通、1~2個のみがまばらに咲く。雌花の後には直径5ミリほどの果実ができ、秋(10~11月)になると赤から黒に熟す。花や果実にも長い柄があるが、果実はサクランボのようにぶら下がって可愛らしい。果実の中には直径6ミリほどの種子が3~6粒ずつ入っており、これを蒔けば増やすことができる。食用にはならず、野鳥もほぼやってこない。幹は最大でも直径30センチほど。淡いクリーム色をしたソヨゴの材は緻密で加工しやすく、ソロバンの珠や工具の柄、床柱などに使われる。葉がまばらで常緑樹としては色も明るめ。庭の雰囲気が暗くならないのが人気の秘訣だが、目隠しにはなりにくい。天然のソヨゴには樹高が15m近いものもあるが、庭植えの場合は背丈があまり大きくならず、狭い庭にも適している。成長が遅く手間があまりかからない。むしろ、剪定にやや弱く、下手に手を入れると形が乱れる。枝が角ばったように発生するため、柔らかなイメージを維持するように管理するのは難しい。土質を選ばずに育ち、病害虫にも強いが根が浅く、特に大木になると強風で倒れやすい。植え付け時には支柱を添えた方がよい。日当たりを好むが、強い日差しは苦手であり特に夏の西日を嫌う。こうした場所では葉が黄色っぽくなりやすく、むしろ半日陰地で育てた方が葉色はよくなる。寒さに強いとする説もあるが、関東地方でも環境が悪いと葉が貧弱な様子になる。生育の北限は東北地方南部。
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