「正三角形(一辺2)の最短の面積二等分線は?」正答を知ると、思わず「へぇ~!」となるかもしれません。近年の日本のこどもたちの「読解力不足」(※PISAの結果改善も推移を見守る必要あり)も、このような問題で「論理的思考展開力」を培う鍛錬が不足していることに起因しているのかもしれません。特に進学塾では、「いかに効率的にあらゆる知識を詰め込むか」というカリキュラムのもと授業を進めていきます。非常に大切な「じっくりとことん考える」過程は、各自の個人勉強に任せるしかないのが実情です。そこで、「効率的な知識の蓄積」よりも、「いかに思考を多様に展開させていくか」に重きを置いたのが今回の講座です。では、冒頭の問題についてみていきましょう。まずは、小さなこどもでも、「中線(=√3)」を思い浮かべるでしょう。しかし、「これより短いものがありそうな…」との予感は抱いているはずです。そこで、中学生以上ならば、“相似”の原理を用いて、「一辺に平行な直線かな…」と考え、「最短線長は√2である」と導き出すでしょう。ここまでくれば、“敢闘賞”といった感じでしょうか。しかしそこで、「果たしてこれで最短なのか?」と、慎重に自問してみることは大切なことです。この場合は、その自問が正答へと導いてくれます。「これ以外考えられない」という人は、ある固定観念にとらわれてしまっていますね。(決して「トンチを働かせよ」と言っているのではありません。)このような問題を解いていく思考過程は、日常生活に対しても非常に示唆に富んでいると思います。「まずは論理的に考えを深める」「固定観念にとらわれていないか自問する」「違った発想で考え直してみる」・・・上記のように取り組んでいくと、この問題の正答にたどりつける可能性は高くなります。もちろん、この問題の場合、“あることを知っている”と、もしくは“直感的”に、正答にたどりつける人もいると思います。(パッと分かってしまう小学生もいるでしょう!)※最短線長は「約1.35」となりますね。脳科学的には、「“チョットだけ難しい”関門を乗り越える」ことに、「脳は“喜び”を感じる」のだそうです。例えば、冒頭のような問題に取り組んで、「へぇ~!」という言葉がもれるならば、脳内に“小さな回路”のようなものが芽生えるのです。もちろん、このような回路は“育んで”いかないと、定着せずに消えていってしまうでしょう。そのような“回路”をいくつも育んでいくために、「数学を“楽しく”学ぶ」ことは有意義だと考えます。例えば、一見簡単そうなクイズやパズルを解きながら、そこに隠された大切な原理を楽しく理解したり、立体模型などの工作をしながら、発想の柔軟さを養ったりして、「へぇ~!」という言葉がもれるような内容で展開していきます。「算数・数学が嫌い」だと“思い込んでしまっている”こどもたちも、このような体験だと“くいついて”きてくれます。こどもたちが、こういった体験を積み重ねていったならば、あとは、様々な能力の爆発的発達とともに、自ら色々なことを学んでいくようになります。正に、これこそが「アクティヴ・ラーニング」です。大人の方には、「懐かしさ」と「チョットした知的感動」を味わっていただくことで、日常生活のリフレッシュになると思います。「ゆったりとした雰囲気で形式ばらない数学講座」、いわば“サイエンスカフェの数学版”のようなものとして、気軽に楽しんでいただけたら幸いです。≪対象・場所≫いわゆる“受験に直面していない”小・中・高校生、大人(脳トレ)を対象として家庭教師のように出張して講座を開きます。(特に中高一貫校在学の生徒さんは歓迎します。)小・中・高校生ならば、基本的には「ご家庭」に伺いますが、2~3人で「ああでもない、こうでもない」と考えることも大切な要素にはなるので、「公民館・地区センター」などの公共スペースで行うことも可能です。大人ならば、まさに“カフェ”などで知的リフレッシュもいいと思います。この数学講座の内容は、学習指導要領でめざしている「自主的に探求心を持って深く学ぶ」ことにつながり、“本質的な受験対策”としても非常に有効なのですが、「効率性を第一義としない」ので“受験直面生”は一応対象外とします。(承知の上での希望者は可。)≪科目・教材≫初等数学(数Ⅰ・Aまでの内容中心)基本的にお持ちの教材を活用(大人の場合は不要)※重要な内容についてはこちらで教材を用意します(費用不要)≪費用≫1人 →1回90分4000円(往復交通費込)2人以上→1回90分3000円/人(往復交通費込)※初回に限り体験講座として60分1500円(往復交通費込)※「つくし野中学校学区内」→体験以外は1000円減額します(それ以外でも交通費負担が低額の場合は対応措置あり)。★<きょうだい割>弟さんや妹さんに毎回合計30分まで無料指導中!※開催頻度は、ご要望や状況に合わせて柔軟に対応します。≪対象エリア≫基本的には下記沿線の近隣エリアとします。・東急田園都市線/こどもの国線・JR横浜線・小田急江ノ島線(※上記に接続する横浜市営地下鉄線沿線は対応可能エリアですが交通費負担が大きくなるため増額となります。)※なお、上記以外でも「相模原市(南区東部)、横浜市(旭区若葉台、瀬谷区北部)の近隣地域」であれば可能な場合もありますので詳細はお問い合わせください。★「乗り換えや乗車時間」の状況にはよりますが、下記地域にはできるだけ対応していくようにしていきます。東京都では、「町田市、世田谷区、目黒区、渋谷区」神奈川県では、「横浜市(青葉区、都筑区、緑区)、川崎市(宮前区、高津区)、大和市」などの東急田園都市線沿線の地域、及び「相模原市(南区)、横浜市(旭区、瀬谷区)の近隣地域」「ワクチン5回接種済み」ではありますが、変異株やインフル等の影響を考慮して、お互い感染防止対策は継続しましょう。当方、難関校をめざす大手進学塾で十数年数学を指導(理系院卒)。ご希望の日程・時間帯など、詳しくはお問い合わせください。
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高校受験対策として、入試の2か月前より集中的にご指導いただきました。少しで...
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