違う価値観の人と関わるために、コミュニケーション能力が必要になる。ある宗教を信じている人とお話しました。宗教を信じることは個人の自由だからそれでいい。だけど、彼女が言った一言が気になった。「同じ価値観の人とだけ関わればいい」そんなイメージのことです。同じ価値観の人と関わるなら、布教しないほうがいい。同じ価値観の人と話すのに、それほどコミュニケーションは必要ない。「あれ、これ、それ」で「あー、わかる、わかる」と通じるからです。自分とは違う価値観の人と話すときに、コミュニケーションが必要になる。自分たちとは違う部署や、違う役割の人と話すときに、コミュニケーションが必要になる。なぜ、自分はこうするのか。説明したり、わかってもらう必要がある。なぜ、相手はそうするのか。わかろうとしたり、説明してもらう必要がある。1種類の人と100人関わるよりも、100種類の人と1人ずつ関わるほうがコミュニケーションが鍛えられる。自分と同じ価値観の人と100人関わるなら、コミュニケーション能力は必要ない。自分と違う価値観の人、100種類の人と関わるなら、コミュニケーション能力が高まる。多様な価値観を知ることによって、精神的に豊かになれる。ビジネスやスポーツの世界では、すでにいくつもの価値観がある。たとえば、CDの売上げランキングや美容師なら美容師のコンテストがあるし、野球、サッカーでは大会がある。それらは業界が仕掛けていったものだけど、これからは、個人が自分でこれをやっていくと決めていく時代になっていく。たとえば、毎日アイスを食べてその感想を伝えていくアイス評論家という仕事をつくった人がいる。コンビニアイス評論家と聞いて、「コンビニアイスって100種類もあるの?」って思う。だけど、そうじゃない。コンビニアイス評論家と名乗ってしまえば、他に誰もいなければ日本一、世界一になる。努力してきたことではなくて、好きで好きで知らない間にやってきたことにチャンスがある。たとえば、子どもにおもちゃを買ってあげて遊ぶところを撮影して動画でアップしていることを仕事にした人がいる。自分が好きなものや、誰かが喜ぶものをあげて撮影して動画でアップすることがいまなら仕事になるかもしれない。自分と違う価値観の人と出会っていくことで、心が豊かになっていく。僕がいままでなにをしてきたかというと、自分とは違う人にどんどん近づいていって吸収してきたということです。好きなことは、話すこと、書くことです。※自分と違う人と話そう。P.S今度、好きで好きでしょうがないことを教えて。
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