女性にとって美を求めることは、いつの時代にも大きな関心事であり、思想や文化と呼応しながらそれぞれに独自のスタイルが形作られてきました。マリー・アントワネットをファッションリーダーとしたロココ期には、特徴的な巨大な髪型やローブ・ア・ラ・フランセーズに代表される華麗な装いと華美な化粧、粧いのための調度品が整えられ、香りが纏われ、繊細で麗しい宮廷文化が生まれました。フランス革命後、ひとたび新古典主義の様式が始まると「美しい」とされるものは、化粧や髪型、衣装の形から素材に至るまで大きく変化し、それは他の時代との美の仕様がさまざまに異なることの表れでもあります。 この展覧会では、西洋における18世紀ロココから20世紀初頭のアール・デコまでの各時代のメークアップとヘアモードの歴史を、ポーラ文化研究所の長年の研究成果よりご紹介します。あわせて、所蔵品よりローブ・ア・ラ・フランセーズやエンパイア・スタイル、クリノリン・スタイル、女性が社会へと進出を始めたアール・デコ期までの衣装を展示します。当時の図版や化粧台、衣装や化粧道具をとおして、いつの時代も女性のあこがれであった「よそおう美」を体感していただく機会になります。10月13日(木)~12月25日(日)10:00~18:00まで開催しています。会場: 神戸ファッション美術館最寄り駅: アイランドセンター申し込み方法: お問い合わせ 神戸ファッション美術館 078-858-0050参加費用: 一般500円 小中高生250円
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