時々、仕事で小石川植物園の横の坂道を登ることがあります。 医学者「太田正雄 」が作家「木下杢太郎」として帝大時代この小石川植物園から自身で「折り取って」きた花も描いたという『百花譜』に思いを巡らします。 戦時下で死の直前まで描き続けた植物の写生画です まさに写生画という表現がぴったりの画集。 1943年3月から1945年7月の2年間に描かれた827枚、 1945年と言えば 東京大空襲・広島・長崎・沖縄…日本中がひっくり返ってしまった惨状の中での「植物写生」ってなんだったのかあな? 1980年5月「百花譜」として出版 1983年5月その中から100枚を選んで「百花譜百選」が出版。 その後「新・百花譜百選」また文庫サイズの「新編百花譜百選」も出版されました。
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