ボリビア発、現代ラテンアメリカ文学の最前線! 文学的企みとエンターテイメントを両立させた、一級のテクノスリラー小説! 「魔術的リアリズム」とは異なる、新世代のラテンアメリカ文学が登場 時は21 世紀、舞台はボリビア、激しい混乱に見舞われた架空の近代都市リオ・フヒティーボ。学生たちがバリケードを築く、昔ながらの抗議行動の裏で、ネット社会に深く関わるハッカーたちは複雑につながり、時の政権にサイバー攻撃を仕掛ける。時間と場所を共有する7人のストーリが絡み合い同時並行的に展開する近未来小説であるとともに、脳とコンピュータの関係、バーチャルワールドと現実世界、などさまざまな現代的要素を混在させ、ラテンアメリカ社会のいまをも浮かび上がらせる野心作。 1967 年生まれのソルダンは、親の世代が挑んだ闘争を客観的に対象化できる世代に属する。グローバリズムのもたらした社会状況に従順に適応していく世代の、シニカルなニヒリズムの立場から世代間の軋轢・対立を描く。 ラテンアメリカの新しい作家たちの中でもエドゥムンド・パス・ソルダンはもっとも創造性にあふれた作家のひとりである。―マリオ・バルガス・ジョサ
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