「急がば回れ」「二兎を追う者は一兎をも得ず」「慌てる乞食は貰いが少ない」ということわざの意味を考えてみると、生徒さまが大急ぎで問題を解き始めたり、保護者さまがむやみに百点満点を期待しても、実は逆効果になるかもしれない、ということかもしれません。 「石の上にも三年」だとか「大は小を兼ねる」ということわざを参考にして、数学や物理の勉強で難度の低い問題を繰り返し解いたり、難度の高い問題に取り組んで時間と精神力を無駄に消耗してみても、生徒さまが嫌というほど実体験している通りで、何の役にも立ちません。 「船頭多くして船山を登る」ということわざもありますが、これは数えきれないほどの定理や公式や法則や原理を脈絡もなく暗記した結果、そのうちのどれを使うと問題が解けるのかがわからなくなっている状況を表しているのかもしれません。 数学や物理の問題の内容を理解するには、ゆっくりとした思考が向いています。頑張ってインプットした暗記の知識を使う場合も、遅い思考が吹いています。頭の中だけで、問題の内容と暗記している知識を対応させるのは無理です。試しに紙に表や図やグラフを描いて、納得できるまで描きなおす、ということになります。この段階は試行錯誤の繰り返しを覚悟して、アウトプットをしていることになります。さて、この繰り返しの結果、どのように解けば良いかの見通しが立つはずですが、この状態を「ヒラメキ」を得たと感じる生徒さまが多いようです。そして、問題集の模範解答は、この「ヒラメキ」を得た段階からの手順が記述されているだけです。 「ヒラメキ」を得た後は、回答が難なく完成するのですから、その「ヒラメキ」を制限時間内で確実に得るためには、遅い考え方も採用することが必要です。遅い考え方を採用すると、それなりに時間を消費しますので、百点満点を目指すことは実質的に不可能になりますが、平均点を大きく上回る得点を獲得できます。 勇気を持って遅い考え方を採用できるかが、高得点できるようになるかの分岐点です。 高校受験でもそして大学受験でも、入試はお一人で受験するものですので、予習や復習という自学自習をおすすめします。その自学自習で発生する疑問には、ラインでご質問くだされば、8時間以内に無料で何度でも対応しています。 数学も含めて物理や化学の実験メニューを約40ほど準備していますので、ほぼすべての原理や法則を理屈抜きで納得していただけます。 東京大学工学部を卒業した男性で、個別塾の理系講師を16年、家庭教師を8年ほど経験しており、あと5年ほどは家庭教師を続ける予定です。指導に関する時給は、2000~3000円を希望します。 ご質問などがある場合は、ジモティーのお問合せ機能からお気軽にお願いします。
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