ホラー小説 第四話:美人OLと不思議な三毛猫 (投稿ID : 1428jw)

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更新2023年8月23日 20:20
作成2023年8月23日 20:20

大樹はゆっくりと下の階へと降りた。物音の源を探すためだ。彼の足元を照らすスマホの光が、暗い店内で一際目立っていた。物音が聞こえたのは、家電コーナーだった。

突如、彼の目の前に、美しいOL風の女性が現れた。名札には「由紀」と書かれていた。

「こんばんは、迷子になったのですか?」由紀は穏やかな声で尋ねた。

「いえ、寝過ごしてしまいまして…。あなたは?」大樹は疑惑を抱きながらも尋ねた。

「私は由紀。このホームセンターにはよく来るの。あなたがいなくなったら寂しいから、助けてあげるわ。」

その瞬間、ひょっこりと現れた三毛猫が由紀の足元で鳴いた。

「この子は?」大樹が尋ねると、由紀は微笑んで答えた。

「彼女はこの店の住人よ。ねえ、案内してくれる?」

三毛猫は鳴いて応え、先に進むような仕草をした。由紀と大樹は猫についていった。

「こちらのエレベーターを使いましょう。最上階に何か見せたいものがあるの。」由紀はエレベーターの前で停まり、ボタンを押した。

「最上階に何が?」大樹が疑問に思いながら尋ねると、由紀は笑って言った。

「それはお楽しみ。ただ、その前に、この店で起きている異変について知っておいた方がいいわ。」

エレベーターの扉が開き、三人(一匹)は乗り込んだ。扉が閉まると、由紀は話し始めた。

「このホームセンター、実は呪われているんです。夜になると、物が動いたり、人が消えたりすることがある。」

大樹は急に冷たいものを背中で感じた。

「それって、今夜も何か起きるってことですか?」

由紀は微笑みながら、深い瞳で大樹を見つめた。

「それはあなた次第よ。」

エレベーターが最上階に到達すると、三毛猫は先に駆け出し、由紀と大樹は猫に続いてエレベーターを出た。

「さあ、こちらへ。」

由紀の言葉に導かれ、大樹は彼女と共に暗闇に消えていった。

(続く)

注意:これはフィクションであり、登場する人物、団体、場所、出来事はすべて架空です。

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