【受け渡し方法】彦根市内のいずれか公民館等の駐車場・駅等での直接受け渡し。 【状態】特に汚れ傷はありません。40年ほどたっている割にはきれいです。 【お好きなものをチョイスしてください】ただしセット品の分割は不可。 価格は当時の定価で示していますが、まとめ買いしていただきましたら割り引きます。 1000円以上で1割引き、2000円以上で2割引き 【解説文】 Wの悲劇 新雪に包まれた山中湖畔にある、日本有数の製薬会社、和辻製薬会長の別荘。 和辻家の一族が水いらずの正月を過ごしていたこの別荘で、突然、悲劇の幕が上がった。 和辻家のだれからも愛されている女子大生の摩子が、大伯父にあたる当主与兵衛を刺殺してしまったのだ! たまたま摩子の卒業論文の手伝いに来ていて事件に巻きこまれた家庭教師の一条春生は、一族の強い希望で事件を外部からの犯行と見せかける偽装工作に協力する。 だが、この工作を警察に暴露するよう細工する者が現れた! 事件の裏に隠された真相とは? エラリー·クイーンの名作「Yの悲劇」に挑戦した著者会心の本格長編推理。 【定価420円】 蒸発 蒸発––それは不毛の現代人が抱ほのかな憧憬と、現実からのがれるための満たされぬ自己主張だろうか。 その果てに広がる未知なる人生を求めて。 ––順調に飛行していたボーイング機から、人妻、美那子が煙のように消失した。 密室状態の旅客機の中からなぜ! 愛人関係にある新聞記者、冬木は失踪の謎を追って彼女の郷里に向かった。 が、そこで待ちうけていたのは、美那子をかつて愛していた男の蒸発と、続いて起こった殺人事件だった。 <なぜ失踪しなければならなかったのか〉 冬木の疑惑は深まっていく …… 。 現代人の愛を、叙情豊かに描いた長編推理の傑作。 〈日本推理作家協会賞>受賞作。【定価540円】 遠い約束 生命保険会社には二つの顔––庶民である加入者にアッピールする顔と、経済社会に君臨する巨大な金融資本としての顔––がある。 生命保険金は年々高額になりつつある。 そこに幻の巨額の金に翻弄される人間の葛藤が生まれる。 この作品は資本主義社会に君臨する生保業界の実態を鋭く抉った企業推理の問題作。 解說·権田萬治【定価320円】 影の鎖 祝福すべきひとり娘の小学校の入学式の日に起こった悲劇! 久子は、一瞬にして最愛の夫と娘を、トラックによる“ひき逃げ’で失ってしまう。 怒りと悲しみにふるえる彼女は「私の手で犯人を殺してやりたい」と、憎しみをつのらせていった。 一方、絹織物メーカーの社長が自宅で青酸カリにより中毒死した。 その妻絹枝は、夫の死んだ日、若い愛人と密会していた––境遇の全くちがう二人の女性たちの遺遇した事件は、やがて一本の糸につながっていった …… 。 表題作ほか、過去に秘密をもつ人妻がまきこまれた殺人事件の罠などを収めた傑作集。【定価380円】 密室航路 恋人に会うため高知行の大型フェリー"さんふらわあ号”で東京を離れた総子。 だが、順調に航行する船内で惨事が起きた–– 莫大な資産をもつ会社社長が密室状態の特等室でおびただ夥しい血を流し、死体で発見された。 警察は自殺と断定したが、事件にまきこまれた彼女の疑惑は深まっていった …… 。 表題作をはじめとして、船、SL、車、飛行機など乗り物にまつわる事件をテーマにした交通ミステリー集の傑作。【定価460円】 遥かな坂上 スーパー業界でも五指に入る"マイウェイ”の渋谷支店長·青池が零下31度の凍結庫で発見された。 自殺か、事故死か、あるいは他殺か? 捜査が難航する折、青池の上司·逢坂常平は、福岡事業部へ転勤することになった。 地元の猛反対で出店が危ぶまれている四王寺店を、早急に開店させなければならない。 家族を東京に残し、流通戦争の真只中に単身赴任した常平を待っていたのは… 。【定価380円】 遥かな坂下 学歴偏重は隠然とある。 だからこそ、息子に東大へ合格してもらわねば …… 。 逢坂常平の妻·千鶴は、すべての生活をその目標に合せていた。 一方、常平は福岡の苛烈な流通戦争の渦中にあったが、そこでまた幹部社員が転落死した。 二つの不審な事故死が、ふっと繋がったように、常平には思えた。 受験地獄と流通戦争現代社会の問題を真向に据えた推理長篇。 解説·香山二三郎【定価380円】
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