SuGaちゃんの回想録 2020年2月27日なんとなくジモティのメンバー募集をながめていると、政府が2月19日新型コロナ禍による孤独・孤立問題の対策室を内閣官房に設けたニュースを思い出した。主に、自殺防止や高齢者の見守りなどの対策を軸に稼働するという。この報道を見て、ようやく政府が重い腰をあげて取り組みはじめたんだあなんて思ったりした。設立動機はコロナ禍によって長引く外出自粛に伴い他人との接点が減り、社会から孤立する人が増えているとしている。しかし、ただ表面化していなかっただけで、すでに高齢者の孤独・孤立問題は以前から深刻な社会問題であった。去年の統計で65歳以上の独居老人は全国で637万人と知って私はぶったまげたことを憶えている。この数字は、同年千葉県民の全人口に匹敵するとんでもない数字である。同年65歳以上の人口3617万人に対して637万人ということは、実に5~6人に一人が独居生活をしていることになる。独居イコール孤独・孤立とはならないが、その中でもまったく人と関わり合いをもてずに日々の生活を送る老人は相当数上るとみる。高齢者の間では、まだまだネットが普及しておらずネット空間でさえ人と関わることができない人が多い。人との繋がりを切望する高齢者にとって孤独・孤立の生活は生き地獄であろう。現代社会においてICT技術の中心に位置する若い世代間にさえ孤独を感じる人がひろがっているという。いつでも人と繋がることのできる通信技術をもってしても人の心の渇きを潤すことが出来ない事を露呈した。この孤独・孤立の影響が少なからず昨今の自殺増加に関係しているのではないかとみる向きも多い。おととい私は、「虹色カルテ」なるドラマをぼんやり見ていた。過疎化した農村の診療所に就任した女性を取り巻く村人たちとの生活の中で育まれる人間愛や人の温かみをえがいた内容である。そこの村人は厚かましくも他人の私生活にずかずかと入り込んでくる。毎回そのドラマが2桁の高視聴率を上げているところをみると、かつては煩わしいと感じていた人間関係の距離感を画面越しにも現状の生活環境と比較しながらみてみると、多くの人がそこから安堵と安心感を感じとったのかもしれない。そして私は、みんなにもいいめぐりあわせがあることを祈りつつジモティを閉じた。
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