【はじめに】 近頃耳にすることが多くなった「エンディングノートという言葉。また書店では、相続や遺言に関連した書籍が目立つ場所に並べられ、テレビ番組でもそれらをテーマにした番組が増えています。国民の3人に1人が65歳以上となる高齢者社会を迎えようとする現代において、誰にとっても興味深い分野であることでしょう。「エンディングノート」をあなた自身の手で作ることにより、今までの「人生」を振り返り、また、これからの「人生」について考える時間を過ごしてみませんか? 一昔前までは、家族や周りとのつながりや関係が深く、このようなノートは必要なかったかもしれません。しかし、現代では「個人の意思」が尊重される傾向にある一方で、家族であってもすべての事を伝えることは難しいものです。いざという時に備え、あなたの意思表示を書面で残しておくことがとても大切です。口頭で伝えるなどの口約束では、残念ながらトラブルになることもあります。まだ元気だから...ではなく、元気だからこそ、しっかりと考え、準備するのに適していると思います。 【エンディングノートとは】 エンディングノートとは、主に高齢者が人生の終末期に備えて自分自身の希望を書き留めておくノートです。日本では2011年の映画公開で注目を浴びました。「事前指示書」という名称もあるようです。ウェブ上では、有料のものや無料のもの、地方公共団体やNPO法人が作成、配布しているものまでいろいろとあり、内容も特に決まっているわけではなく、公開されているものによってまちまちです。 一般的には、プロフィールや自分史に始まり、将来亡くなったときに、遺産の相続や葬儀をどうしたいか、亡くなる前の病院で延命措置を望むか望まないか、介護や後見人に関して何を望むか、また大切な人へのメッセージなどがエンディングノートの中心的な内容になります。 【エンディングノートの良さ】 エンディングノートには、遺言書の一般的な形式にとらわれずに自由に書きたいことが書けます(遺言書でも書くことはできますが、より自由度が高く廉価です)。そして、エンディングノートに書き記されたあなたの意思は、配偶者や子どもなどの家族のみならず、友人や病院、葬儀屋、法律家等まで、できるかぎり実現できるよう配慮してくれることでしょう。そして、何よりもあなた自身を必ず助けてくれます。エンディングノートを作成している間も、自分の人生を振り返ることができ、また、これからの未来と向き合っていくきっかけにもなります。思い立ったらすぐにひとりでも作成できることもメリットのひとつです。 【エンディングノートの法的効力】 エンディングノートには残念ながら法的効力がありません。万が一、エンディングノートに書いた内容(あなたの意思表示)が実現されなかったり、相続争い等、あなたの望まないトラブルが生じても、エンディングノートの存在を理由にしてあなたの書いた内容が強制的に実現されることはありません。 「それでは困る!」という場合は、法律家等に遺言書の作成を依頼する方が無難です。 エンディングノートを書きながら、思うことがたくさんあると思います。子供や孫に伝えたい事、託したい物などがあると思います。誰しも親族には迷惑をかけたくないという思いもあると思います。 そうです!この機会に生前の遺品整理もすることをおススメします。自身の意思がはっきりとしているうちに実行すれば後々楽になります。 また、家から出た子供さんは、お盆とお正月くらいしか帰省しません。いろんな思いを伝えるために都度都度お声をかければお子さんも帰ってきます。お孫さんも一緒に帰ってくると思います。今一度家族の絆を深めて、自身の最終章をより良いものにできると思います。 こんなお手伝いが出来ればと考えていますので、遠慮なくどんどんご質問ください。 よろしくお願いします。 料金はご相談ください。 老人会の会合やご近所のお友達での依頼、教室の場所も集会所などどこにでもお伺いしますので、遠慮なくご相談ください。
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