私たちが運営する農業法人、猿田彦ファーム。農業経験ゼロメンバーが集い、見ず知らずの地で一から農地を借り、様々な自然現象・人的現象が壁として立ちはだかる中で知恵を凝らしてなんとか農産物の栽培に着手したものの最後に私たちに止めを刺してきたのが「野生動物」たちでした。まさか野山を駆け回るこの野生動物たちを捕まえ、精肉し、販売する立場になろうとは思いもよりませんでしたが事業存続のために起きる現象に対して立ち向かった結果、あれよあれよと取り組むこととなったジビエ事業。地域一体となった獣害対策活動を進めていく中で、意外にもお客様から頂く声は・野生の鹿の解体をやってみたい・子供に命の尊さを教えるために狩猟を体験させたい・新入社員の教育として、生きている動物が食物にかわるその瞬間を見せてやってほしいといった、実際に野生動物との命のやりとりでもある【狩猟という行為】を感じてみたいという要望でした。私自身、狩猟に強い興味があったわけでもなければ特段動物を愛でようという属性の人間でもなく状況的にやるしかなかったので狩猟を始めたわけですが生い茂る藪の中で血走った眼に向き合い、野生特有の匂い、荒々しい息遣い、生への激しい執着、蛇口のような勢いで吹き出る血液、断末魔、生物がモノに変わる瞬間。極寒の急斜面でじっと気配を環境に溶け込ませ、息を殺し、静寂を破った存在に向け、冷えきって感覚のない手で銃口を構え、撃つ。スマホはもちろん圏外、無線も通じない雪山での滑落、脱臼。と、この世界に入って3年足らずですが、それまでの人生でも経験のないフレーズが並びます。命を止める行為を何回も何回も取り扱う環境が、強烈に私の中で「生きるとはなにか」という哲学を育んだように感じています。昨年末、要望にこたえる形で開催した親子のための狩猟体験講座では、全国から参加者が集い、2泊3日の工程の中で・子供の食べ物に対する意識が明らかに変わった・見つけられないでいた重要な1ピースを見つけたような体験だったといったご感想もいただきました。狩猟という行為は、現代社会で私たちが忘れつつある何か言語化が難しいのですが人間という動物本来の生き方のヒントを思い出させてくれるのかもしれません。さて、ここで私たちが開催する狩猟体験へのお誘いです。ちょっと重たいワードもいくつか使ったのですが、今回は・新しい自分を見つけたい!・興味はあるけど、何から始めればいいか分からない…・野生のお肉を食べたい!・ちょっと恐いけど、人生に一回は動物の解体を経験したいといった方向けに、狩猟の世界の扉にほんのチョット、爪先だけ差し込んでみる企画です。その名も チョイトひと狩略して 【チョイ狩】 です!!今回は血も断末魔もありませんのでご安心ください。(血や断末魔アリの、本格的に狩猟を人生に取り入れたい方向けのイベントもございます。)とはいえ、YouTubeで狩猟動画を観るのと実際に体験・体感するのとでは大きな違いがありますしもしかすると、この一日で人生を変えることになるインパクトはある体験だと思います。都会の喧騒を離れ、大自然の中で、眠っていた野生を呼び覚ます。そんな非日常を味わえる狩猟の世界へ、あなたをご案内します!詳細&お申し込みはこちらから https://sarutahikofarm.my.canva.site/choigari
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