背部分に日焼けがあります。(写真③) オビに折れがあります。(写真④) 50年以上前の発刊です。全体的にくすみがあります。 『赤頭巾ちゃん気をつけて』 庄司 薫:著 中央公論社 昭和44年 初版 縦:20cm 横:14cm 厚さ:2cm ―芥川賞受賞― 女の子にもマケズ、ゲバルトにもマケズ、男の子いかに生くべきか。さまよえる現代の若者を爽やかに描く新しい文学の登場! 若さは一つの困惑なのだ ――三島由紀夫 庄司薫氏の「赤頭巾ちゃん気をつけて」は、才能にあふれた作品で、深沢七郎氏の名作「東京のプリンスたち」を思はせる。過剰な言葉がおのづから少年期の肉体的過剰を暗示し、自意識がおのづからペーソスとユーモアを呼び、一見濫費の如く見える才能が、実はきはめて冷静計画的に駆使されてゐるのがわかる。「若さは一つの困惑なのだ」ということを全身で訴へてゐる点で、少しもムダのない小説といふべきだらう。 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より 『赤頭巾ちゃん気をつけて』は、日本の小説家・庄司薫の小説。学生運動を背景に、都立日比谷高校の生徒「庄司薫」の生活を軽妙な文体で描いた作品で、ベストセラーとなり映画化もされた。『中央公論』1969年5月号に掲載された。同年7月、第61回芥川賞受賞。8月10日、中央公論社より刊行された。本書と『白鳥の歌なんか聞えない』『さよなら快傑黒頭巾』『ぼくの大好きな青髭』は、庄司薫を主人公にしたいわゆる「四部作」とされ、本書はその第一作にあたる。 あらすじ 語り手は都立日比谷高校3年男子生徒の庄司薫くんである。薫くんは学校群制度が導入される前の最後の入学生にあたる。1969年2月9日の日曜日一日のできごとを、薫くんの饒舌な語りでつづる。1968年暮れ、東大紛争により東大入試が中止になり、受験するつもりだった薫くんは悩み、願書提出期限を翌日に控えて、大学へ行くのをやめる決心をしている。兄や姉はすでに独立し、父は昨日からゴルフへ行っていて不在、家には母しかいない。小学校までの幼馴染のガールフレンド由美は、中学校から女子大付属に行っている。「舌かんで死んじゃいたい」が口癖である。昨日は十年飼っていた犬のドンが死に、薫くんは足の親指の爪をはがした。大学紛争について、米帝について、サルトルや『椿姫』、酒井和歌子や水前寺清子、世界史関係の固有名詞がふんだんに登場する文章で思弁を続ける。知り合いのおばさんなどは、薫くんがやはり京大か一橋大を受けるのかといったことを訊いてくる。電車に乗って有楽町駅で降りて銀座をぶらぶらしていると小さい女の子に遭遇して、少しおしゃべりし、旭屋書店で女の子はグリム童話の本を買う。薫くんはタクシーで帰宅して医者に寄ったあとで由美の家へ行き、大学へ行くのをやめると告げ、二人で手をつなぐ。
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