カバーの背部分に破れがあります。(写真③) 折れがあります。(写真④) 小口部分に日焼けがあります。 40年以上前の発刊です。全体的にくすみがあります。 『小さき者へ・生れいづる悩み』 有島武郎:著 新潮文庫 昭和46年 33刷 縦:15cm 横:10.5cm 厚さ:0.6cm フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より 「小さき者へ」は、有島武郎が著作した日本の短編小説作品。1917年(大正6年)、妻安子を結核で亡くした有島が、母を失った3人の幼い子供を勇気づけるために、そして子供の将来を期待して書いたといわれる。自らの子供たちに向けて書き残した手記ともされる。1918年(大正7年)1月の『新潮』に初出。同年3月『白樺の森』(新潮社)、有島武郎著作集第七号『小さき者へ』(叢文閣刊)に収録。有島の代表的な作品のひとつとして、現在でも高い人気を誇る。なお、3人の子の中には俳優の森雅之がいる。 『生れ出づる悩み』は、有島武郎による小説。1918年(大正7年)3月16日から4月30日まで『大阪毎日新聞』と『東京日日新聞』にそれぞれ三十二回にわたって掲載されたが、作者の病気のため八章途中の「惨めな幾個かの無機物に過ぎない。」の時点で中絶。その後、八章途中から九章最後の結末まで書きおろしと新聞初出からの改稿がなされた形で有島武郎著作集第六集『生れ出づる悩み』に初版として収録された。題名の表記については「生れ出る悩み」「生れ出づる悩み」「生まれ出づる悩み」「生まれ出ずる悩み」「生まれいずる悩み」など、一定していない。 あらすじ 自分の仕事を神聖なものにしようともがいていた「私」は、さびしさのあまり「君」のことを思う。かつて絵を持ち込んで妙に力強い印象を私に残し姿を消してしまった「君」であったが、十年の後手紙とスケッチ帳を送ってくる。見事に成長した「君」は「私」との再会の一晩に姿を消してからの生活と芸術の悩みを語る。翌朝すぐ帰っていく「君」を見送ると、「君」の話した内容を元に「私」は同感の力をもって「君」の生活と苦悩を書き出して行く。思い詰めた「君」が我に帰ったところで想像の一線を引き、「君」と同じ疑いと悩みを持って苦しむ全ての人々に最上の道が開き春が訪れるように祈る。 ※複数の購入を検討いただける場合、配送料が変わる可能性がございます。お気軽にお問い合わせください。
『小さき者へ・生れいづる悩み』有島武郎 新潮文庫... 高知 中古あげます・譲りますを見ている人は、こちらの記事も見ています。