━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Dirt Museum ~ハロウィンの明ける頃~━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━「Dirt Museum」ハロウィンの時期にだけ、開館する不思議な美術館。場所はいつも気まぐれで、だいたいこそっとした路地裏にあったりする。今、僕はそれを見つけたようだ。そこに飾ってある美術品は、「きれいな風景画?」違う違う。「笑顔いっぱいの写真?」違う違う。そこには"汚い"、"暗い"ものが飾ってあるらしい。「美術館なのに?なんでキレイなものが飾られてないんだろう?」「とても美しい場所だよ」そう声がして後ろを向くと、"汚い"少年が立っていました。身寄りがなくて、路地裏で暮らしている、街で1番嫌われ者の少年だ。「そんな変な事言うからいつもひどい目に合うんだ」そう言い残して、僕は「DirtMuseum」に入った。そこはとても不思議な空間だった。たしかに、"キレイ"なものなんか1つも飾られてない。ウイルスで亡くなった方の顔があったりもする。だけど不思議とそこを出た時、あの"汚い"少年は、僕には美しく見えた。その頃からかな、僕がこの子と一緒に、"街で1番"嫌われるにようになったのは。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━「Dirt Museum」日本では1年で1番ゴミが街中に出る"汚い"日ハロウィンの時期にだけ開館する不思議な美術館。世界で1番"汚い"ゴミを世界で1番"キレイ"に見える空間を作って待っています。ぜひお越し下さい。それではまたお会いしましょう。ハロウィンの夜明けに。
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