ジモティー産の友人が特に友達も増やさないまま本州へと旅立つので、見送ってきた。 酒瓶32本+α。電動ディ○ド3本(うち一本不動)。稀代の変……友人がついに旅立つ。という程の話ではないのでさっくりとお酒を飲んだ。 しょうもないことに旅立つ直前になって恋愛がしたくなったらしい。20代も半ば。若さの上に建立することのできる壮麗な建設物とはなにか。恋である。 しかし旅立つ直前にすることでもない。前職からの知り合いの方と直近一ヶ月で週2、3で遊んでいるというから大層盛り上がっている。あまりにも焦っているのかなぜ私に色気が足りないのかと悩んだ挙げ句かなり雑な誘惑を僕にカマしてくる始末であった。 まず寄りかかりという名のタックルをしてくる。曰く、「うふん」。「びっくりするほど色気がないから、恋愛は来世に期待したほうがいいんじゃないかな」「そうなのかなあ。○でイカせられないしねぇ。○トレしたほうがいいのかな?」「黙れ」 童貞の手には余る問題であった。 話を聞くにそもそも恋愛をする以前の問題である。付き合う前から強引に寝技に持ち込むのは彼女の悪い癖であるから、男に絶望する前に穴でモテようとするのはやめろと伝達した。すると曖昧な顔をしていた。絶望的である。しかし若さとはそんなものなのかもしれない。僕には若者が分からない。 ふとお店を出ると夜風が随分と暖かくなった。薄着で散歩をすると丁度よい時分になった。さよならだけが人生だ。しかし風情がない。 暇つぶしのメッセでも晩のお供でもカフェ巡りでも酒でも一通り自由かつお気軽にお誘いください。
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