行燈カブ（投稿ID : 1k9jnb）

昨今、ファッション界では古着の人気が高く、Tシャツ1枚数十万円で取引されることも珍しくはありません。 古着を纏うという行為は、単なる“節約”や“再利用”にとどまりません。そこには時代を超えた美意識と、使い手の記憶が織り込まれた特別なストーリーがあります。襟の擦れ、日焼けの色褪せ、パッチワークのような補修跡——それらすべてが個性であり、魅力です。 そんな古着文化の精神と、どこか重なるのが「行燈カブ」と呼ばれるスーパーカブ。ヘッドライトの下にポジョンランプ装備されており、行燈（あんどん）のように灯り、古き良き昭和の空気を今に伝えます。その姿には、現代の工業製品にはない“温もり”と“余白”があります。 流行に左右されず、自分だけの感性で選び抜かれた古着たち。それと同じように、行燈カブを愛する人たちもまた、機能一辺倒では語れない「物語」と「趣」を重んじる。乗ることそれ自体がスタイルであり、静かな主張でもあるのです。 古着が「着るタイムマシン」なら、行燈カブは「走る記憶装置」。 街を、風を、時代を纏う——そんな唯一無二の楽しさが、ここにあります。 ※2025年 1月にバイクショップで購入後、1〜2ヶ月程使用していました。その後乗らなくなったので出品します。 2025年10月エンジン始動確認ok リヤタイヤパンクしています。