“バランスボールの上に腰掛けて床から両足を浮かし、どれだけボールの上に長く乗っていられるか?”という事を試した事はありますか?バランスボールの上に乗って転がらないようにするには、単に“バランスを上手く取る”と言えばそれまでなのですが、具体的には何をどうすれば良いのでしょうか?もし皆さんの御自宅や利用しているジム等にバランスボールがあれば一度試して頂きたいのですが、バランスボールの上に上手く乗れた状態で、意図的に体全体を力ませてみてください。一体どうなると思いますか?体を力ませた瞬間、バランスボールは一気に転がってしまい上には乗っていられないはずです。つまり、バランスボールの上に乗っている状態を保つ為には、転がりや傾きに合わせて体の力みをどんどん抜いていく作業になるのです。では、我々の日常生活における“現実”の体のバランスの良し悪しとは一体どういうものでしょうか?我々の体は二本脚で地面の上に立っています。いわゆる“立位”と呼ばれる姿勢です。これが我々人間の『基本姿勢』、つまりはニュートラルな状態となります。この時の姿勢は『体の軸が地面に対して垂直、“重力”に対して平行(沿っている)』という状態です。直立状態、つまり重力の軸と体の軸とが沿っている状態では全身の筋肉は緩んでいるのが分かると思います。そして、体を左右に傾けて行くと下半身(臀部周り)の筋肉に自然と力が入り硬くなるのが感じられると思います。ちなみに体を前傾すれば体の背面側(背筋や腿裏等)の筋肉が硬くなり、後傾すれば体の前面側(腹筋等)が硬くなるのを感じられるはずです。これは筋肉が硬くなる事でこれ以上体が傾いて転倒しないように支えるという、体本来の自然な反応であり安全機能なのです。そして、これこそが『体のバランス』なのです。つまり、我々の日常生活(地上での生活)における体のバランスの良し悪しとは、体が傾いた際に転倒しないように筋肉が自然と反応し硬くなって支えられる(姿勢を維持出来る)かどうか?という事なのです。そこで問題となってくるのが前述した『バランスボール』です。バランスボールの上に乗っている状態を保つには“力みを抜く”事が必要となります。つまり、バランスボールに乗る為の“バランス”と我々が日常生活(スポーツ含む)で必要とする現実的且つ実用的な“バランス”は体の使い方が大きく異なるのです!と、言うより『真逆』なのです!バランスボール等で“インナーマッスル”を鍛えられると一般的には謳われており、“インナーマッスル”や“体幹”を鍛えると体のバランスが良くなるという事が一般常識とされているかと思います。(『体幹』とは分かりやすく言えば上半身の軸の事です)しかし、立位の状態で体が傾いた際に体を支える筋肉は下半身つまりは脚(臀部)ですよね?何故なら我々人間は地上で生活している生物であり、体が唯一地面と接している部分だからです。体が傾いた際、瞬時に姿勢を維持する為に必要な箇所の筋肉が反応して体を支えられなければ転倒して怪我をしてしまいます。つまり、本当に現実的且つ実用的なバランス力を鍛える為には重量負荷を用いたトレーニング、すなわちウェイトトレーニングが必須となる訳です。バランスボールで鍛えられるのはあくまでも“バランスボールに乗る為のバランス力”なのです。『バランスボール』・・・その名称に惑わされ拡大解釈をしてしまわないように気を付けないとですね⚠️😣💦✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨御質問や御問い合わせはメッセージ欄よりお気軽にどうぞ🎵メッセージを頂いた方には必ず返信致します📩悪徳業者からの営業電話が多い為、電話対応は一切しておりません📲🈲🙅♂️✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
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