ベンチプレスやバーベルスクワット等で「もう少しで挙がりきるっ!」という所で潰れてしまう経験はございませんか?実はこれ、必死に力(筋力)を発揮しているようで単に筋肉を“硬直”させている、つまりは“力んでいる”だけなのです。人間の体は筋肉を硬直させると関節稼働を阻害します。つまりは自分自身で体の動きにブレーキを掛けているようなものなのです。筋肉をいくら力ませる事が出来ても、または筋肉ムキムキボディになったとしても、それは『力持ち』ではございません。“現実的”な『力持ち』とは、実際に自分の体を動かせたり重い物を移動出来たりする人の事です。つまり『筋力』とは“現実的”な『移動力』(①自身の移動力&②自身以外の物体に対する移動力)の事を指す訳です。『人体の不思議』にはなりますが、現実的に「筋肉を力ませたら“力”(筋力)が出ない」という“パラドックス”が確かに存在する訳です。つまり、普段から意識的にも無意識的にも体を硬直させてしまう“癖”のある人は筋力発揮がしづらいという事です。“力持ち”になる為には、“力み”ではなく『『脱力』』出来る事が実は重要であり鍵なのです。例えば、ダンスの上手い人は楽そうに踊れますが、ダンスの苦手な人は素人目から観ても体を力ませてぎこちない動きをしてしまいがちです。日本の古武術においても『脱力』の重要性は古来から言い伝えられております。それはダンスや武術に限らず、あらゆるスポーツ競技においても、更には日常生活動作においても全く同じ事が言える訳です。『脱力する』というよりも『脱力出来る』という事の重要性を私も日々感じています。最後に、言わずもがなですが『脱力』とは“気を抜く”や“怠ける”や“何もしない”というマイナスの意味ではございませんので悪しからず✋💦
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