古い桐タンスを削り再生します。 （投稿ID : ipgod）

　約500年の歴史ある家具の町、大川市にて創業明治45年100余年続く老舗工房、『桐里工房』が家具の再生をいたします。
　桐箪笥をはじめ、無垢材を使用した家具なら何でも修理可能です。
＊生地を使用したもの、藤など編み込まれたものは不可。

　リノベーションも可能です。今のたんすの大きさ、デザインだと置くところがない。そんな場合には大きさサイズを小さくしたり、洋間でもぴったり合うようなデザインに変身させたりすることも可能です。

　最近では、不慣れな職人が電動道具を使用し、化学塗料で仕上げ、簡単に安価で修理、再生を受けているところもあるようです。そこに依頼し後悔したという話もよく耳にします。桐里工房では長い歴史があるため100年前と変わらない伝統技法を用いて制作しており、皆様にご納得のいく完成品をお届けし続けています。

　〇作業工程

０、現物査定、引き取りお預かりします。
１、金具をすべて外します。
２、お湯ですべての個所を洗浄（砥の粉を落とす）、殺菌します。
３、引き出しの調整、固いところは削り、緩いところは締めて調整します。
４、木が割れていたり隙間があるところ、すべてにに埋め木を施します。（破損個所がひどい場合は新しく制作します。）
５、全体をカンナで削り傷や汚れを取り除き、全体のバランスを調整します。
６、夜叉節の煮汁と配合して砥の粉を作ります。それを刷毛で手塗りしますが熟練の技術が必要です。
７、目止めとしてロウを引きます。（艶が出て通気性を損なわない）
８、新品の金具を打ちます。（元の金具を取り付けることも可能）
９、最後に再度引出しの調整をします。（季節の湿度で木が動くから）
１０、お客様と納品日のご相談、九州圏内は自社配達いたします

　文字にすると簡単に見えますが、かなりの専門技術と時間を労します。明治から続けてやっておりますので皆様にはご安心とご納得のいく仕上がりをお届けしております。

桐たんす更生参考資料
https://saisei.kiri.furniture/

桐里工房参考資料
http://www.kirikoubou.com

目安価格　（尺6.5）
例）Ｗ900Ｈ113Ｄ42cm　￥130.000(別)
例）Ｗ120Ｈ168Ｄ45cm　￥260.000(別)
例）Ｗ180Ｈ172Ｄ43cm　￥390.000(別)

＊正確な金額は現物を拝見させていただいたときにでます。
＊破損個所が多い場合、遠方で交通費がかかる場合は別途料金が発生いたします。

　おうちの建て替えで、置く場所がない場合納期を調整しお預かりすることもできます。

　桐たんすは先代の想いの詰まった、日本が誇る伝統工芸品です。防虫、防湿はもちろん火事や水害からも大切な中の物を守ってくれます。どうぞ大切に使っていただけますと、制作した職人もたいへん喜びます。
　
　まずは、お気軽にお問合せください。

桐里工房　３代目　稗田正弘　
　　　　　４代目　稗田　亮