当社では、耐震診断やインスペクションをしていますが、熊本地震以降、耐震住宅への関心が非常に高まり、診断の依頼が増え続けています。いろんなお宅に訪問して、住んでらっしゃる皆様からのお悩みやご希望をおうかがいしてから診断しているのですが、その中で「もったいないな」と思うことが多々あります。たとえば・・・耐震診断を依頼される方は、耐震改修をしたいと真剣にお考えの方ばかりですが、実際に家を拝見すると、重たい瓦が乗っていたり、水まわりの改修工事が終わっていたり。そう、耐震のためには、軽い瓦に取り替えるのがとても効果的なのですが、2~3年前に瓦を葺き替えたばかりだと、また葺き替えるなんて、もったいなくてできません。水まわり改修もそうです。本当なら、水まわり改修をする時に、一緒に壁補強や間取りの変更で耐震化を図ることができたのですが、きれいに工事したあとに、また壁を破って補強したりするなんて、もったいなくてできません。台所とリビングの間にあった壁を取って、広いLDKにリフォームしたのはいいけれど、耐震のためにはその壁が必要だった、なんてことも。そういうお話をすると、みなさん、たいへんがっかりされます。ですので、リフォームのときに、しっかり耐震や耐久性のことも考えていただきたくて、セミナーをやっています。わたしたちは、建築士会や住宅センターなどから次々に耐震や省エネに関する勉強会や講習会の案内がきて、常に新しい情報や、現場の実態報告などを聞く機会がありますが、一般には、なかなかそういった情報が行き渡りません。それは補助金リフォームについても同じです。せっかく良い補助金制度があっても、工事をする会社が説明しなかったら、皆様の耳には入りません。これら最新の情報も含めて、これからは「もったいない」リフォームが少しでも減るように、セミナーをやり続けていこうと考えています。好き勝手に質問などしていただいて、肩の凝らない、聞いて良かった楽しかった勉強になったと思っていただけるようなセミナーにするために、話し方も工夫していますので、お近くの方はぜひ参加ください。お友達やご家族一緒に、気軽にご参加くださいね。株式会社テイキング・ワン 田篭 道子
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